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━日経バイオテクONLINEメール 2020/02/02━
読者の皆さま、おはようございます。日経バイオテク編集長の坂田亮太郎です。昨年来、バイオ業界でくすぶってきた問題が「週刊文春」の報道をきっかけに大きく注目されるようになってきました。
安倍晋三首相の補佐官を務める和泉洋人氏と厚生労働省大臣官房審議官(兼内閣官房健康・医療戦略室次長)の大坪寛子氏が京都に「不倫出張」していたという内容ですが、
問題の核心は中年男女の色恋沙汰ではありません。
日本の科学技術政策の中枢を担う内閣官房の健康・医療戦略室のガバナンスが、機能不全に陥っているのではないかという懸念です。
既に京都大学の山中伸弥教授が「密室行政」の弊害について声を上げていますが、
今度はAMEDの末松誠理事長が審議会という公の場で問題提起しました。
国家権力に抗ってでも末松理事長が筋を通そうとしているのはなぜか。
公式の議事録では大幅に修正が入るであろう生々しいやりとりを詳細にお伝えします。
この後の及んでも問題を矮小化しょうとする事務方とのやりとりも見ものです。
【寛和久満夫の深読み科学技術政策】第299回
「大坪氏問題」でAMED末松理事長が怒りの暴露(その1)
「大坪氏が次長になられてから、我々のオートノミーは完全に喪失しております」
(日経バイオテクONLINE) https://nkbp.jp/2H3wCoJ
(法人版/Pharma Business) https://nkbp.jp/37QK62J
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