京都大大学院医学研究科 小泉昭夫教授

http://mainichi.jp/articles/20160118/ddl/k07/040/105000c

毎日新聞2016年1月18日 地方版

福島県

 東京電力福島第1原発事故による環境汚染調査を続ける京都大大学院医学研究科の小泉昭夫教授は17日、南相馬市で開かれた市民集会に出席し、2013年の同市産米から国の基準(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性物質が検出された問題について、東電が実施したがれき撤去の際の粉じんが同市まで飛び散ったと結論づける研究結果を報告した。

 小泉教授は12年秋から南相馬市川内村などで大気や土壌のサンプリングを実施。東電による建屋のがれき処理があった13年8月19日に、南相馬市原町区で採取した大気から通常の30倍の濃度の放射性物質が検出された原因を調べるため、最新の解析ソフトを使って第1原発から粉じんが飛散した状況をコンピューターで再現。米国やドイツなどの専門家を加えた共同研究チームとして粉じんが南相馬地域にも飛散したと結論づけ、科学誌「エンバイアメンタル・サイエンス・アンド・テクノロジー」15年12月号に論文を発表した。

 この問題では、原子力規制委員会の田中俊一委員長ががれき処理に伴う同地区までの飛散や、米の汚染との因果関係を強く否定しているが、小泉教授は「田中氏はバイアス(偏見)がかかっており、科学的な見解として受け入れられない。一連の発言は真実を住民に伝える規制機関の役割を踏み外している」と批判。報道陣の取材に対し「田中氏には(今回の研究結果を無視するのではなく)反論があれば科学的な論文として反論するよう求めたい」と述べた。【大塚卓也】

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http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2015/06/post-0c19.html

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小豆川先生は、Cs-134/Cs-137比に注目した。 南相馬市の土壌に降下した放射性セシウム比は、0.9であるにも関わらず、平成25年度の基準超えした米は2,3号機由来の比率1.0であった。つまり、周辺土壌のふりかけではなく、2,3号機からはるか20km飛んで来た事までは科学的に立証された。 

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(追記 2016.10.14)
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