10年間お蔵入りになっていた 福島原発事故直後の食品の放射能値(Bq/kg)

 

http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2597

 

08/25/2021

 

 

東京電力福島第一原子力発電所事故後、公表が見送られていた福島県319日の食品データをOurPlanet-TVが入手した。

 

このデータは、政府が3月17日に食品の暫定規制値を公表したことを受け、福島県が19日に県内34市町村の農家から野菜をはじめとする環境試料37検体を計測したもの。

 

ただ、厚労省の示した「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」ではなく、日本分析センターから送付されてきた「緊急時における環境試料採取法」をもとに試料を採取していたため、一度も公表されず、10年間お蔵入りになっていた。 

 

データによると、

 

飯館村の牧草からは1キロ当たり88万ベクレルという法外な放射性ヨウ素131

 

が計測されたほか、

 

大玉村のホウレンソウからは、ヨウ素13143000ベクレル、同13273000ベクレル、

セシウム13789000ベクレル、セシウム1349万ベクレルを記録。

 

1キログラム8000ベクレル以上という指定廃棄物の(原発事故後に環境省により設定された)基準値をはるかに超えていた。