野生キノコから初 基準値超セシウム 静岡・小山町

http://sankei.jp.msn.com/region/news/121031/szk12103102240001-n1.htm

野生キノコから初 基準値超セシウム 静岡・小山町
2012.10.31 02:24

(静岡)県は30日、
小山町で採取した野生キノコ1種類から食品衛生法の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。東京電力福島第1原発事故の影響によるものとみられ、県は県全域に関係機関を通じて当分の間、同町内の野生キノコの採取と摂取を差し控えるよう要請している。

県内で野生キノコから基準値を超える放射性物質が検出されたのは初めて。

県によると、
山梨県
鳴沢村で23日、
富士吉田市
富士河口湖町でも25日に、
野生キノコから基準値を超える放射性セシウムが検出された。

国は原子力災害対策特別措置法に基づいて26日に山梨県知事に対し3市町村の野生キノコの出荷停止を指示している。

 県ではこうした動きを受けて同日、

富士吉田市に隣接する
小山町須走に生育する野生キノコを採取して検査。3検体の検査結果で、食用の
ユキワリから350ベクレルと基準値を超える放射性セシウム(134と137の合計値)を検出した。ほかは
ヌメリイグチからは87ベクレル、
コムラサキシメジが60ベクレルだった。

 県では山梨県の3市町村に隣接する富士宮市御殿場市などの野生キノコの検査も実施するという。