昨年3月上旬のPM2.5騒ぎと関東で測定された福島原発由来の砂塵の放射性物質濃度のおさらい

昨年 3月上旬のPM2.5騒ぎ

新聞報道(*1)とtwitterのサンプル。

http://togetter.com/li/467994

PM2.5
黄砂
花粉
などの3つのキーワード。

「喫煙ルームを計測すると数値は700を超えるのだよ。」
という反論。

そうした話題が「ニュースの煙幕」となって、かすれる放射能汚染。

実際には、煙霧の主原因は、関東平野の砂塵。

そして、その砂塵の放射性セシウム濃度は、
4362Bq/kgだった。


先日の関東を襲った煙霧(砂埃)について、草加市の路上で採取したものを測ることができました。結果:4362Bq/kg(2976,1386) となり、高い数値を記録しました。汚染は決して消えません。改めて警鐘を。

http://www.best-worst.net/news_azrUmhARxW.html

福島第一原発事故由来であることの検証:

2種類の放射性セシウムの比率を求めます。

Cs-134: 1386 Bq/kg
Cs-137: 2976 Bq/kg

Cs-134/Cs-137 = 0.47

測定日付を 2013.3.10と仮定、
2011.3.15にCs-134:Cs-137=1Bq:1Bqで放出と仮定、
半減期から理論的な比率を計算します。(*2)、
726日経過。
Cs-134/Cs-137 = 0.54

15%程Cs-137が多めの値だけど
Cs-134が検出されていることから、放射性セシウムの大半は、福島第一原発事故由来であると判断できる。

(*1)
産経記事内容のscreenshot
http://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/scanner/20140125/20140125142936_original.png

(*2)
放射性セシウム134と放射性セシウム137の比率
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/04/post-1d72.html