タンクエリアの堰内溜まり水の分析結果


http://kinoryu.cocolog-nifty.com/go_kinoryu/2013/08/post-3ec7.html

以下、規制庁からのメールを転載します。
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福島第一原子力発電所構内のタンクエリアから水が漏えいした件について、東京電力から追加情報が入りましたのでお知らせします。

〇H4タンクエリアの堰内溜まり水の分析結果は以下のとおり。
セシウム134 4.6×10の1乗ベクレル毎立法センチメートル
セシウム137 1.0×10の2乗ベクレル毎立法センチメートル
全ベータ 8.0×10の4乗ベクレル毎立法センチメートル

〇堰内の溜まり水の流出防止のため堰の排水弁を全て閉止し、堰内の水溜まりが顕著な箇所に吸着マットを設置。

〇堰内の溜まり水は仮設ポンプを用いて可能な範囲で仮設タンクに移送し、約4立方メートルを回収。今後、準備ができ次第、H4タンクエリア内の空き容量に余裕のあるタンクに移送予定。



〇また、H4タンクエリア内のNo.5タンク底部から水が広がっている状況を確認。

〇No.5タンクの水位を確認したところ、貯蔵開始時から約3メートル低下していたことから、タンク外に漏えいした汚染水量は約300立方メートルと推定。



〇堰外へ漏えいした水の範囲について調査し、土壌の回収を行う。



〇No.5タンク以外の漏えいの可能性があるタンクについても水位を確認する予定。
(ここまで転載)

セシウム134 4.6×10の1乗ベクレル毎立法センチメートル
セシウム137 1.0×10の2乗ベクレル毎立法センチメートル
全ベータ 8.0×10の4乗ベクレル毎立法センチメートル

Cs-134 : 4.6 x 10 Bq/mL -> 46,000 Bq/L -> 46KBq/L
Cs-137 : 1.0 x 10^2 Bq/mL -> 100,000 Bq/L -> 100KBq/L
全ベータ:8x10^4 Bq/mL -> 80,000 x 1000 Bq/L -> 8x10^7Bq/L

300m^3
1m^3=1000L
300m^3=300x1000L
3x10^5L

300m^3で、
Cs-134 : 46KBq/L x 3x10^5 = 46x3x10^8 = 1.38 x 10^10 Bq = 13.8GBq
Cs-137 : 100KBq/L x 3x10^5 = 3 x 10^10 Bq = 30GBq
全ベータ:8x10^7Bq/L x 3x10^5 =24 x 10^12 Bq = 24TBq

今回漏れたベータ線核種(Sr-90)が24兆ベクレルと報道されていました。
定量放射性セシウムは除去されている、と認識していましたが、実際には、セシウム合算値で、146KBq/Lという濃度です。
146,000Bq/L(=Bq/kg)
14万6千Bq/kg

飲料基準の10Bq/kgと比べると、1.46万倍。