Sr-90/Cs比率 今年5月の1F敷地沖合3km付近での魚 約1/300~1/800 昨年に較べてSr-90が6〜20倍濃く成っている。

魚介類の核種分析結果 <福島第一原子力発電所20km圏内海域>

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2013/images/fish_130531-j.pdf

2013.5.31
スズキ 0.87 / 880 [請戸川沖合3km付近(T-S3)]
マコガレイ 6.0 / 1690 [1F敷地沖合3km付近(T-S4)]
クロイソ 1.0 / 780  [2F敷地沖合2km付近(T-S7)]


Sr-90は、魚全体
Csは、筋肉部分

昨年は、

魚介類の核種分析結果 <福島第一原子力発電所20km圏内海域>

http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/images/handouts_120928_02-j.pdf

2012.9.28

Sr-90/Cs

シロメバル 0.33 / 1590 [1F敷地沖合3km付近、T-S4]
シロメバル 0.53 / 1880 [木戸川沖合2km付近、T-S5]
スズキ 0.25 / 1610
ババガレイ 1.5 / 1260
ババガレイ 1.1 / 1140
ヒラメ 0.12 / 1190

Sr-90は、魚全体
Csは、筋肉部分

【解析】
同じ場所で比較してみる。
[1F敷地沖合3km付近、T-S4]

比較している魚の種類が違うので留意。)
[日時 魚の種類 Sr-90魚全体濃度/筋肉部分のCs合算値]
2012.9.28 シロメバル 0.33 / 1590
2013.5.31 マコガレイ 6.0 / 1690

単純に、20倍Sr-90が濃く成っている。

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Ag-110mの生体濃縮については、次のblog記事を参照ください。
生体濃縮という仕組み
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2013/04/post-f759.html
イカの塩辛に留意
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2013/10/post-585b.html

イカカニ、エビの血液の酸素輸送に銅(Cu)が使われますが、彼らは、銀(Ag)を勘違いして濃縮蓄積します。
2011.3福島原発からCsと同時に、大量のAg-110mも放出されています。