ETV特集 2013.9.27 海の放射能に立ち向かった日本人 〜ビキニ事件と俊鶻丸(しゅんこつまる)〜

ETV特集http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2013/0928.html
2013年9月28日(土) 夜11時
海の放射能に立ち向かった日本人
〜ビキニ事件と俊鶻丸(しゅんこつまる)〜
「核実験を行ったアメリカは、放射性物質は海水で薄まるためすぐに無害になる、と主張」

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becom harmless.

映画 「死の灰
放射性物質
100count/min. 以下は出荷。

原爆マグロ

1954.3.31
5kmも離れれば無害。
800km離れれば完全に
completely

エラの中に3秒以上計測。

岡崎外務大臣
核実験を停止するように求めない。
核実験は必要。

死の灰とマグロ汚染の関係不明だった。

水産庁の要請。
顧問団を組織。
中心的人物:三宅泰雄
友人 川崎昭一郎

三宅泰雄著「死の灰と闘う科学者」

水産物の大損失をアメリカに請求にしても。
確たる証拠を

岡野正治 放射能の専門家として乗り込んだ。
(そっか岡野さんは俊鶻丸(しゅんこつまる)に乗り込んだ方だったんだ。!)

岡野さん
実験動物になるな。
下手をすると(俊鶻丸(しゅんこつまる)は)沈められる可能性があった。
「福竜丸は見つかったら沈められていた(だろう)」

三宅>
水産省 3千万円
1500万円
危険手当も削られた。
放射能灰を被ったとき、船を自動的に洗う装置を付けられなかった。
悲壮感を与えた。

琵琶湖にインクを一滴落としたようなものだろう。
調査員は誰もが思っていた。

5月22日 ビキニ諸島。アメリカ解除。
5月31日 乗組員に緊張。

爆心地から800km以上離れた地域、450count
(それまで0count)
実験から2ヶ月以上経ってから、800km離れた海域で、
放射能が観測された。

6月12日 爆心地から180km 海水5540cpm
現在の単位 1207Bq/L

帯状になって存在していた。

マグロ
脾臓 697,000 Bq/kg
肝臓

イカ、小魚、プランクトンの汚染
食物連鎖

Zn-65
Znが放射能を帯び取り込まれた。
岡野>「海洋汚染はこのように測る」ということを俊鶻丸(しゅんこつまる)は世界に広めた。」
三宅>「特徴は、放射能学、気象学、医学などの協力によってなされた。
水爆実験に関するこれほどの批判はかつて存在しなかった。しゅんこつまるの資料を無視して今後水爆実験を行うことは殆ど不可能。」

最大許容量
どこまでの被ばくなら許容できるか。
米国の科学者団体が定めた。
安全性はこの値を元に議論すべきだというのが米国の立場。

この1ヶ月後。
日本政府は港でのマグロ検査を中止する。と発表。
マグロを解体し、最大許容量を超えないので、
日本の科学者27人が公開質問状を厚生省に出した。

どこまで安全かは未だ明らかになっていない。
武谷三男
(レントゲンなどと異なり)
許容量ではなく、我慢量と言うべきだ。
全く一方的な迷惑な話ということになる。

水産学者 川崎つよしさん

アメリカは200万ドルを払うが、
保証を求めない。
保証金ではなく、見舞金。

日本が放射線
歴史学者 樋口敏広さん
海洋汚染 賠償責任 核実験競争に後れを取る。
調査結果は翌年発表された。

1957年 パグウォッシュ会議
カナダ。

1963年 部分的核実験
大気圏、宇宙空間、水中での核実験中止。
1966年 日本初の商業用原発、東海発電所開始。
1967 昭和42年 長期(エネルギー)計画策定。

三宅さん>急速な展開に危機感を持った。

「環境放射能測定所」を作る。
防災対策
物理学 科学 生物学 医学

環境汚染 汽水圏 環境汚染
あべしろうさん
国は勧告を受けた研究所の設立をしなかった。
物理学者、小沼さん

1975 放医研設立。
大事故の際に科学者が連携する姿勢は

三宅さん1990年死去。

2011.3 福島原発メルトダウン
コウナゴ I-131:4080Bq/kg

五十嵐さん
2011.5.16
日本海洋学会
観測態勢が不十分である。
大学が研究機関が持っている装置を連携して
提言書 東京海洋大学 石丸隆さん

石丸さん、事故の4ヶ月後、ボランティア汚染実態の解明を目指す。

岡野さん 海の調査。
この前のビキニと違うのは、顧問団が無い。
組織ができなかった、作り損なった。
国が組織を持たなければならない。

(つくば)気象研究所
青山道夫さん 重要な事実を発見。
太平洋全域から海水のサンプルを収集。
ビキニ後追跡。
太平洋の6つのコース。
深さを変えながら濃度を測定。
深さ500m付近に濃度高い部分をみつけた。
2.5mBq/L
ドーナツ条に繋がっている。
元々知られていた
太平洋上に循環。
一周30年。
日本の沖合では、浅い。
水深600m

さまざまな海水に向かう船に採取を依頼。
2100km
深さ300m付近に周囲より濃度の高いところがある。
表面だけを見ていてもだめ、海洋内部
青山さんは来年定年退職。