阪南大学経済学部准教授 下地 真樹 学生のみなさんへ
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学生のみなさんへ
2013年1月25日
阪南大学経済学部准教授 下地 真樹
『 市民の関心が集まっている時、国家権力と言えどもあまりに無茶なことはしにくくなります。国家権力とは、多くの人々がその行使を「正当である」と認めているかぎりにおいて成り立つ力です。ゆえに、あまりに無法不当なことをしていると、人々の信任を失い、人々が国家権力のいうことに従わなくなってしまいます。ですから、国家が悪事を働くときには「出来るだけ人に知られないように」行うものなのです。今回のように人々の関心が集まってしまった場合は、これ以上無茶を続けると批判に耐えられないと考えるならば、それ以上の無茶はできなくなる。そういう綱引きのようなバランスがあるのです。』
『こうして、実際に何をしたかに関係なく、警察の恣意的な職権の行使によって、ひとりの人間の人生を破壊することすらできるわけです。』
『私は考える力とそれを言葉にする力だけを使って、この歪んだしくみと闘いたいと考えています。』
『たとえば「これが自分の仕事だから仕方ない」と開き直って生きていくならば、そのような人生は、誰に対しても恥じることはないという確信、自分の存在に対する絶対的な自信、そのような気持ちで生きるという幸せを永遠に失うことになるからです。』