無答責(むとうせき)とテレビドラマ水戸黄門
むとうせき って言う概念がぶっ飛びすぎてて怖い。
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無答責(むとうせき)について。
簡単に言えば、
ドラマ 水戸黄門で
由美かおるという「諜報機関」が うっかり間違った報告をする。
冤罪で捕まった民間人を「悪党」と勘違いして
「暴力装置」の 助さん角さんが ボコボコにやり過ぎて
その民間人を殺害しちゃったとする。
でも 権威(ご印籠)があれば、お咎めなし。
疑われるような行為をした民間人が悪いってことでおわるのがおち。
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最高権威(明治憲法下では天皇)のためであれば、官吏(軍部、公務員)は行為の責任を逃れる。
見事と言うしかない。で、負けた戦争の後始末はごらんのとおりだ。
一億総懺悔。
というしかけだ。
と言う実話があっても、
テレビ水戸黄門では、悪党がやっつけられて、めでたしめでたしの話にすりかわる。
佐藤栄佐久さんや、小沢一郎さんの冤罪は、おおかたそんなところ。
「
http://d.hatena.ne.jp/scanner/20110818/1313675725
書籍 佐藤栄佐久:福島原発の真実,平凡社新書(2011.6.22)
page-40
・法律用語で「無答責(むとうせき)」という言葉がある。
戦前の大日本帝国憲法体制において、官吏は天皇に対してのみ責任を負い、公権力の行使で国民に損害を与えても、国家は責任を負わないとする法理であり、現在の日本国憲法の下では否定されている。
」