PocketGeigerKITの紹介 その2

放射能を測りたい。
ちまたでは、放射線測定器で測る活動が活発化しはじめた。
測ってガイガーというプロジェクトが動き、依頼すると測定に来てくれるらしい。

iPhoneのアプリも開発された。iPhoneに搭載されているカメラのSiセンサを使い、レンズ前にフタをして真っ暗にして、放射線を測る。
イメージスキャナの開発を専門とする身なので、画質がセンササイズで決まることを知っている。だから、iPhoneのカメラのセンサなんて使い物にならないおもちゃ程度であることは直ぐに分かる。


HORIBAが学校教育用に放射線の測定機を発売していた。
もともと放射線の教育を行うために用意された機械。
教育委員会相手の機種(つまり税金で購入される機材)なので、10万円を超える価格設定。311後もその定価は変わらない。
欲しいと想ったけど、コンパクトデジカメが3〜5万円で凌ぎを削っている日本で、その金額は有り得ないと想っていた。

あと1年すれば、3万円を切り、1万円を切り、やがて5000円くらいになるだろう。
でもそれまで待てない。
そんなことを考えていた矢先だった。

Google Alert という機能をご存知だろうか。
大きな企業になると、秘書や事務職が新聞記事から該当記事を切り抜いてくれるサービスがある。
ニュースクリッピング という。
nifty-serveが、パソコン通信のころに、月200円程度でこのサービスをやっていた。
今これの替わりを担っているのが、Google Alertだ。
キーワード登録するとそのキーワードにひっかかるblog記事のURLがメールで配信されてくる。


今年の9月末だった想う。
民主党の総裁選挙を見て、何かが終わったと分かった。
自分で動こうと覚悟した。
で、さっそく「線量計」をキーワードに設定した。
翌日の夜中に見た記事が、コレだった。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ishii/20110928_479895.html
夜中の0時を回り新しい日の始まりだったが、記事の日付を見ると、なんとまさにその日当日の記事だった。

読んだ瞬間に、この製品に惚れた。
開発者はただ者ではない。そう感じ取った。

http://www.radiation-watch.org/p/blog-page.html

1ヶ月が過ぎた。

アイメジャー有限会社は、PockeGeigerKITの日本国内の販売代理店 第1号となった。
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2011/10/kitflisk-71c7.html