防衛省 北朝鮮の核実験に係る放射能特別調査の終了について

http://www.mod.go.jp/j/press/news/2016/09/16b.html


北朝鮮の核実験に係る放射能特別調査の終了について
平成28年9月16日
防衛省
平成28年9月9日より開始しました標記調査につきまして、平成28年9月16日付け放射能対策連絡会議申合せを踏まえ、本日、放射能特別調査(放射能じん収集及び希ガス収集)を終了することとしたのでお知らせします。

高崎 [キセノン131mとキセノン133 検出されたのは実験から約2カ月後]


2013年 04月 24日 10:38 JST
2月の北朝鮮核実験で放出か、高崎で放射性ガスを観測
http://jp.reuters.com/article/tk8333106-korea-north-nuclear-idJPTYE93N00R20130424

[ウィーン 23日 ロイター] 包括的核実験禁止条約機構(CTBTO)は23日、2月に北朝鮮が実施した3回目の核実験で放出されたとみられる放射性希ガスが、実験場所から約1000キロ離れた日本の高崎市で検出されたと発表した。北朝鮮が核実験を実施したことを裏付ける証拠となる。
検出されたのは実験から約2カ月後の4月9日。CTBTOの報道官は、実験で使われたのがプルトニウム型か濃縮ウラン型かは判別困難と説明した。
初回の2006年と、2回目の2009年の核実験はプルトニウム型爆弾だとされている。3回目で濃縮ウラン型に転換したとすれば、北朝鮮の兵器の性能が大幅に強化されたと言え、国際社会にとって深刻な懸念要因となる。
CTBTOは世界各地に観測所を置いている。2月の実験時には、ほぼ同時に世界中で地震のような振動が観測された。しかし、実験を裏付ける放射性物質は、その後数週間たっても検出されなかった。3月中旬、CTBTOは放射性物質が検出される可能性は低いとの見解を示していた。
CTBTOが23日発表した声明によると、ロシアのウスリースクでも、高崎より低いレベルの放射性希ガスが検出された。
声明は「キセノン131mとキセノン133という2種類の放射性同位元素の希ガスが検出された。これらは、放出源を特定する信頼できる情報」とした上で、「検出されたのが、実験から7週間以上も後というのは異例。このようなことは想定しておらず、2009年(前回の北朝鮮の核実験)の時もこんなことはなかった」と説明。
放出された場所は(北朝鮮の)実験場の可能性が高いとしたが、別の場所である可能性もまだ「完全には排除」できないとしている。

http://www.cpdnp.jp/pdf/DPRK2016/dprk-2016.9.16.pdf


外務省
平成25(2013)年4月23日


http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press3_000001.html

高崎の放射性核種監視観測所(CTBT観測ポスト)における通常濃度を超えるキセノンの検知
平成25年4月23日

1. 包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)の放射性核種監視観測所ポストの一つである高崎観測所において,4月8日から9日にかけて捕集された試料から,通常の変動範囲を超える濃度の放射性希ガス(キセノン(Xe−131m及びXe−133))が検知されました。
2. これに関して,本23日,CTBTOの暫定技術事務局は,CTBTOの放射性核種観測ネットワークが,2月12日の北朝鮮により発表された核実験に起因する可能性のある放射性希ガスを検知した旨を発表しました。
3. CTBTの国内運用体制事務局である軍縮不拡散・促進センター(当省より委託)では,同センターのホームページに,2011年3月11日の東日本大震災の発生以降,高崎観測所における放射性核種の観測結果を公表してきており,今回の詳細データについても同センターホームページで公表しています。
4. なお,CTBTの観測ポストは核実験の検知を目的として極めて微量の希ガスを高感度の装置で検知するものであり,今回検知された放射性希ガスの濃度は,健康に影響を与えるレベルのものではありません。                       
. (参考1)高崎観測所における放射性核種の観測結果の公表
高崎観測所における放射性核種の観測結果の公表は,粒子状核種については月毎に,希ガス核種については通常の変動範囲を超える際に掲載してきている。
 
(参考2)軍縮不拡散・促進センターホームページ
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