放射線被曝リスク設計 PCB や農薬との比較

故郷を棄てるということ
大沼淳一
2016-5-8

国際原子力ムラの一角である国際放射線防護委員会(ICRP)の直線仮説によってさえ、1万人・Svの集団被曝で500人のガン死リスクがあります。これは事故前の一般人の被曝限度である年間1mSvの発がんリスクが100万分の50であることを示しています。


一方、PCBや農薬などの有害化学物質の基準はリスクを100万分の1にコントロールするところで決められています。つまり、放射能の毒は有害化学物質の毒の50倍まで許容されていることになります。


現行の年間20mSvは1000倍の毒が強制されていることになります。さらに、ガン以外の心臓病などの疾病が増加するというベラルーシなどで確認されているリスクについては計算外ですから、正味のリスクはもっと大きいはずです。