ポロニウム210を入れたお茶を飲んだ

「ロンドンでロシアのスパイ『放射能毒殺』、プーチンの指示と推定」
2016年01月22日10時14分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]


  「ウラジーミル・プーチンロシア大統領がアレクサンドル・リトビネンコ元ロシア情報要員の毒殺を指示したと推定される。」

  2006年、英国・ロンドンで疑問死したリトビネンコについて英国の公式調査機関が1年間の調査の末に下した結論だ。

  BBCなど英国メディアはリトビネンコ死因調査委員会が21日(現地時間)、「10年前のリトビネンコ毒殺事件はロシア政府によって 強行されたもの」と公式発表したと報道した。調査委を導いた元裁判官のロバート・オーエン委員長は「リトビネンコが2006年11月ロンドンのあるホテル で致死量の放射性物質ポロニウム210を入れたお茶を飲んだものと確信している」とし、「ロシア連邦保安庁(FSB)が殺人を実行した強い可能性があり、 プーチン大統領によって承認された可能性がある」と話した。

  このような公式調査結果により英国政府が毒殺事件容疑者であるアンドレイ・ルゴボイとドミトリー・コフトゥン元ソ連国家保安委員会(KGB)情報要員を英国に引き渡すようロシア側に要請すると見られるとBBCは伝えた。

  ロシアはこれらの引き渡しを数年間黙殺している。テレサ・メイ内務部長官はこの日、英国駐在ロシア大使を外交部に呼んで2人の引き渡しを促した。

  ロシア外交部は英国の発表直後、遺憾を表明した。

  マリア・ザハロワ報道官は「公正に調査が行われたのか分からない。調査結果が政治的に偏向して両国の関係を悪化させた」と話した。ルゴボイも「毒殺はとんでもないこと」と頑なに疑惑を否認した。

  KGB要員だったリトビネンコは2000年までプーチンの側近だったが英国に亡命した後プーチン大統領の批判者となった。英国情報機関M16にロシアの組織犯罪に関する情報を提供したりもした。

  そのような2006年11月ロンドンのミレニアム・ホテルでKGBの同僚であったルゴボイらに会って緑茶を飲み、帰宅後に倒れて3週間後に死亡した。リトビネンコは病床でプーチン大統領が自身を毒殺させたと主張した。

http://japanese.joins.com/article/123/211123.html
http://megalodon.jp/2016-0124-0901-55/japanese.joins.com/article/123/211123.html

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%AD%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0210

Po-210
半減期 : 138日

体重70kgの成人男性の場合、111MBqで致命的であると推定されている。
これは質量に換算してわずか670ngであり、塩粒より小さな程度でしかない。