25年産米の南相馬市での基準値超過に関する 調査結果

http://www.maff.go.jp/j/kanbo/joho/saigai/fukusima/pdf/25kome_h26_01.pdf

25年産米の南相馬市での基準値超過に関する
調査結果

1.福島県及び南相馬市における基準値超過の概要
2.交差汚染の発生状況及び交差汚染防止対策の実施状況
3.高濃度汚染米の汚染状況
4.直接付着による汚染メカニズム
5.土壌等の再巻き上げによる付着の可能性
(参考)
6.土壌の分析結果
7.用水の調査結果

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1.福島県及び南相馬市における基準値超過の概要
(3) 24年産米の基準値超過の発生要因

24年産の基準値超過ほ場のほとんどでは、土壌中の交換性カリ含量が目標水準(25mgK2O/100g)を下回っており、土壌中に十分なカリが無かったため、放射性
セシウムの移行が高まったと考えられた。
○25年産の基準値超過ほ場のうち、福島市福島市の1地点では吸収抑制対策
が未実施であったことを確認。
○他方、南相馬市旧太田村の14地点では、いずれも吸収抑制対策を実施していたにもかかわらず基準値を超過。

2.交差汚染の発生状況及び交差汚染防止対策の実施状況
(2) 交差汚染防止対策

○24年産の全袋検査で交差汚染事例がみられたことから、乾燥調製等の過程における交差汚染を防止するためのガイドラインを策定。
○25年産米においては、同ガイドラインに基づく対策が実施され、交差汚染が疑われる事例はほとんどみられなかった。

交差汚染防止対策のポイント
①通常の清掃作業米の収穫・乾燥・調製作業を行う作業場や使用する農機具などは、常日頃からきちんと清掃を行い、放射性物質の汚染源となりうるゴミやほこりを除去。
②通常の清掃作業に加えて実施する「とも洗い」籾摺機や選別・計量機は、通常の清掃では機械内部のゴミやほこりを十分に取り除くことができないため、原発事故後に初めて使用する際には、通常の清掃に加えて「とも洗い」を実施。

4.直接付着による汚染メカニズム
(1)直接付着による汚染経路

•農作物が放射性物質に汚染される経路は、以下の2つに大別される。
 ①作物の地上部に直接付着・浸透する直接汚染
 ②土壌から吸収される間接汚染
•直接汚染は、さらに、葉面汚染、花汚染、基部吸収の3つに細分化される。
•葉面汚染については、出穂開花期にある稲の葉を放射性セシウム溶液に4日間浸漬処理し、処理後浸漬部位を切除して栽培したところ、玄米への転流が確認されている。
•また、花汚染については、稲の開花期に籾(頴花)に放射性セシウムを直接投与したところ、投与された籾に隣接する籾にも放射性セシウムの転流が確認されている。

5.土壌等の再巻き上げによる付着の可能性
6.土壌の分析結果
7.用水の調査結果



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