有効温度と平均温度 地球温暖化の基礎データ

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地球環境46億年の大変動史
(DOJIN選書 24)
田近 英一

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地球の有効温度はマイナス18度しかない。
地表面の平均温度は(プラス)15度程度であるから、その差33度分が大気の温室効果によるものということになる。
つまり、温室効果がまったくなければ、地球は凍りついてしまうことになるわけだ。

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京都議定書において排出削減対象となっている温室効果ガス:
(1) 二酸化炭素
(2) メタン、
(3) 亜酸化窒素、
(4) ハイドロフルオロカーボン類、
(5) パーフルオロカーボン類、
(6) 六フッ化硫黄、
の6種類。
水蒸気(H2O)も強い温室効果をもっている。
惑星の大気中にこれらの期待がどのくらい存在するかによって、地表面の温度はずいぶん違ってくる。

地球
有効温度:-18℃。30%反射。
平均温度:15℃
大気の温室効果。水蒸気と二酸化炭素

金星
有効温度:-46℃
平均温度:460℃
硫酸の雲に全面を覆われている。77%反射。
95気圧の二酸化炭素

火星
有効温度:-56℃
平均温度:-53℃