荒木田 岳の備忘録

荒木田 岳の備忘録

http://311fukushima.seesaa.net/s/article/230372547.html


荒木田 岳の備忘録 311の衝撃は、私の、そしてフクシマに住む多くの人の生活を、変えてしまった。 仕事をふやすことも、「走り続ける」ことも苦手な私だが… ここには、福島大学の教員(行政政策学類・准教授・地方行政専攻)として最低限発信しておきたいことを書くことにする。

 

社会がゆっくりと音も立てずに崩れていく
 人知れず南極の氷がとけていくように
 福島にいると、それが手に取るようにわかる。


7月19日の「避難の権利」の確立を求める対政府交渉の場で「避難されるのは自己の判断に基づき、していただいて結構だと思います」という言葉を、その場で聞いた。一生忘れることのできない言葉だ。

http://www.youtube.com/watch?v=cq1APhZSJAI

 この衝撃は大きかった。日本政府は「避難するならご自由に」という発言をするような人物(佐藤暁氏)を原子力災害現地対策本部の室長として送り込んでくるのか、と。このときに私の中で何かが変わってしまった。