(田中邦彦 原発事故中間まとめ(1))

田中邦彦 (中部大学)
http://takedanet.com/2011/05/post_5d35.html
原発事故中間まとめ(1) 爆発が判った瞬間

現在の時点(2011年5月末)で、もっとも大切な事は、福島原発の教訓を活かして、原発を運転している地方では、

1)発電所原発の爆発が予想された時点で、その事実を直接、社会に公表できるようにする、

2)直接、公表して、実際に事故が起こらなくても咎められず、発表せずに事故が起こったら、懲役になるというシステムを作る、

3)原発の所長は、社会に公表してから東電本社、政府などに連絡する(このことは私が会社に入ったときに受けた「火災と通報」の記事に詳しく書いてあります)、

4)発電所長の公表によって、自治体は直ちにあらかじめ準備し、演習していた避難を開始する。避難の途中に事故の可能性が無くなったら、通常の生活に戻る.この場合、避難した国民は電力会社に損害を請求しない、

などをする必要があるでしょう。