大島堅一氏(立命館大学国際関係学部教授):「原発は安い」は本当か 

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マル激トーク・オン・ディマンド 第523回(2011年04月23日)
原発は安い」は本当か
ゲスト:大島堅一氏(立命館大学国際関係学部教授)

http://www.videonews.com/on-demand/521530/001844.php

発電にかかるコストとしてよく電力会社が出す数値は、たとえば04年に電気事業者連合会が経産省の審議会に提出した資料では、
1キロワット時あたり、
水力 (揚水発電を除く一般水力)は11.9円、
石油10.7円、
天然ガス6.2円、
石炭5.7円、
そして原子力は5.3円としている。
これは、稼働率を80% に設定するなど、ある一定の条件を想定して計算した値だ。この数値はあくまでモデル計算の結果

大島氏は1970年〜2007年の約40年間について、想定のモデル計算ではなく、実際に発電にかかったコストを、財政支出の国民負担についても合算して 計算した。
(「原子力交付金」なども含め税金で負担している分をコストとして合算する)
その結果、1キロワット時あたりのコストは、
原子力10.68円、
火力9.90円、
水力7.26円と、
原子力はもっとも高かった。
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