平成24年4月24日 海上保安庁が
福島第一原発東方沖の海上12カ所の海水を計測した。
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h24/k20120424/k120424-2.pdf
12カ所中、
Cs-137が最大だった場所では
Cs-137:3.3mBq/L (地点 St.1)
その時の
Cs-134は : 1.2mBq/L
Sr-90が、1.2mBq/L
で、
【 Sr-90/Cs-137=0.36 】
ーーー
Sr-90最大だった地点で、
Sr-90 : 1.5mBq/L (地点 St.2)
その時の
Cs-134 : 1.6mBq/L
Cs-137 : 3.2mBq/L
【 Sr-90/Cs-137=0.47 】
ーーー
ということで、
Sr-90はCs-137の4割程度、この海水に有った。
一方、2009年の海中のCs-137、Sr-90の濃度は下記の通り。
2009年
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/01/0101flash/01011322.html
http://www.kankyo-hoshano.go.jp/01/0101flash/01011312.html
例えば、袖ヶ浦にて
Cs-137:1.5mBq/L
Sr-90:1.4mBq/L
【計算】
2012-4-24時点での Cs-134/Cs-137推定は、0.7 (%1)
(地点 St.1)のCs-134:1.2mBq/L の内、
1/0.7のCs-137は、一緒にフォールアウトと仮定すると、
1.2/0.7=1.7mBq/L
(Cs-137:3.3mBq/L )
差分は、1.6mBq
よって、
(仮説)
『Cs-134:1.2mBq/Lと、
Cs-137:1.7mBq/Lは、2011.3.11以降に追加された。
(つまり、東京電力福島第一原子力発電所からの放出)』
『Cs-137:1.6mBq/L
Sr-90:1.2mBq/L
は、2011.3.11以前から有った。』
と仮定すると数字は整合する。
このことから、
東京電力福島第一原子力発電所由来の放射性セシウムを
含む魚などの海産物で、わずかでもCs-137が含まれている
可能性のある食材は、Sr-90の骨への蓄積を考慮すると、
避けた方が良いと思われます。
元データの出典:
http://george743.blog39.fc2.com/blog-entry-1516.html
%1) Cs-134/Cs-137比率推定
http://www.kani.com/ycrms/CalcCs/
他関連資料
http://www.mri-jma.go.jp/Dep/ge/ge_report/2007Artifi_Radio_report/Chapter5.htm