新聞の誤報 148万Bq/m^2 は 強制避難ゾーン、強制移住は55万Bq/m^2

この期に及んでも、事態を小さく見せようという「意図」なのか、単なる理系音痴が納得せずに記事書いているのか。
文部科学省の意図なのか、マスメディア(共同通信)なのか、信濃毎日新聞なのか、(後で調べること。)


2011.8.30信濃毎日新聞29面
チェルノブイリ原発事故で強制移住の対象となった区域の濃度基準は148万ベクレル(/m^2)。
これは、間違いだ。正しくは55万ベクレル/m^2で(40/15=)2.7倍多い。↓

http://d.hatena.ne.jp/scanner/20110828/1314492492
>1480 KBq/m^2:強制避難ゾーン
555~1480 KBq/m^2:強制(義務的)移住ゾーン
185~ 555 KBq/m^2:希望すれば移住が認められるゾーン
37~ 185 KBq/m^2 : 放射能管理が必要なゾーン

これはケタが大きいのでピンとこないが、
キューリー/km^2で表すと


>40 Ci/km^2:強制避難ゾーン
15~40 Ci/km^2:強制(義務的)移住ゾーン
5~15 Ci/km^2:希望すれば移住が認められるゾーン
1~5 Ci/km^2 : 放射能管理が必要なゾーン
1 Ci = 37 GBq
1キューリー は、 37 ギガベクレル。
1GBq/km^2は、1KBq/m^2

yomiuriも同じ間違い。
http://www.yomiuri.co.jp/homeguide/news/20110830-OYT8T00227.htm
チェルノブイリ原発事故での強制移住基準(1平方メートル当たりの放射性セシウム137が148万ベクレル)

信濃毎日新聞の表現は明かに誤り。

読売の表現は「強制(義務的)移住超え」と言っていて、「ウソ」では無いですね。失礼しました。

ただ、【チェルノブイリ強制移住したのは、148万ベクレル/m^2。福島では、「そのゾーン」は現在政府が立ち入り禁止にしている。】という印象を持つような表現に成っていると思う。
強制(義務的)移住ゾーン:55万ベクレル/m^2 〜 148万ベクレル/m^2 のラインが現在福島でどうなっているのかに注視すべきだと思う。