がん抑制遺伝子 p53

児玉センセイの顛末


http://portirland.blogspot.com/2012/02/400.html


2011.8.1
日本経済新聞11面
九州大学 鈴木聡教授
大阪大学 森正樹教授
がん抑制遺伝子「p53」の働きを制御する分子を見つけた。
新しいがん治療薬の開発につながる可能性があるほか、この分子の量を調べれば、大腸がんと食道がんの患者の予後を予測できるとみている。

論文が米科学誌ネイチャー・メディシン(電子版)に1日掲載される。

p53はがん細胞の増殖を抑制したり、死滅させたりする遺伝子
がん治療薬を開発する上で重要なターゲットになるが、活発に働かせる詳細な仕組みは不明だった。

研究チームは19番目の染色体の一部にある分子「PICT1」に着目。
この分子が特定の分子と結合しないと、p53の働きが活発になるという一連の反応経路を明らかにした。

PICT1の量を抑える化合物などが見つかれば、がんの治療薬になるかもしれない。

マスメディアが無視し、ネット上で異常な視聴率を獲得している、衆議院厚生委員会で7/27に証言した、東京大学アイソトープセンター長、児玉先生が言及したがん抑制遺伝子p53の話題だ。

つまりこんなことらしい。
p53ってのは、がんにかからないように頑張っている遺伝子ってことだ。ガンをやっつけるヒーローだ。

p53が(放射線などで)痛めつけられるとがんになりやすくなるってこと。

今回の鈴木聡先生と森正樹先生の発見は、
PICT1っていう染色体にある分子が、p53の働きに影響を持つ。
PICT1っていう分子が特定の分子と結合しちゃうと、p53が活躍できない。ってことらしい。

p53って偉い。