中沢新一

中沢新一


2011.6.21 信濃毎日新聞4面

科学少年だったころ、手塚治の「鉄腕アトム」の胸に原子炉があることが不思議でした。

福島第一原発の事故後、原子物理学の本を読み込んで、原子力が他のエネルギーと全く異なっていることを改めて認識した。

日本がとるべき道は「地域主義」を深めること。
大きな組織からエネルギーを供給してもらうという生き方は、もうやめた方がいい。

最もいいのは地方自治体が発電を担うことです。
第一歩は太陽光エネルギーでしょう。
小さな自治体が自前でエネルギーと大地と海を管理し、生産と消費をコントロールする。
それは昔の日本の生き方を再創造することです。
そして初めて日本文明のの質が変わる。

年内にエネルギーと文明を考える研究所を開き、日本文明を守る保守思想によった「緑の党」のようなものを立ち上げます。
権力は好き放題にやってきたが、日本人はもう我慢しなくてい。
政治は嫌でしたが、斜に構えてはいられません。

■関連記事 (2011/4/24 14:00)
http://www.j-cast.com/2011/04/24093921.html?p=2


これに対して評論家の東浩紀さんは、21世紀の社会運動と位置づけて柄谷行人さんが2000年に立ち上げ3年後には解散した「NAM」を引き合いに、「NAMのようにならないことを望みます」と、ツイッターでコメント

中沢さんは、雑誌「すばる」で論考「日本の大転換」を発表する予定になっており、その中で「緑の党」構想についても改めて言及があると見られる。
※4/24の動きでしたね。失礼。
確かに柄谷行人のNAMの動きは、初動気になったけどその後とんと聞かなくなった。
すばる6月号 中沢新一 日本の大転換(上)
すばる7月号 中沢新一 日本の大転換(下)
塩尻の図書館で読んでこようと思う。

■補足
まあ。でも、中沢新一さんといい、内田樹さんといい。ご隠居モードではある。
あと、中沢新一のかつてのオウム真理教の時の関わり方の記憶も忘れちゃいけない。
ということで、島田裕巳さんの件の、有田芳生さんの言及。[2007年4月10日 10:42]


http://www.the-journal.jp/contents/arita/2007/04/post_26.html
オウム真理教==悪」というレッテルを貼って鼻をつまみ切り捨てる嗜好は辞めておいた方がいい。
当時、犯罪に走る前のオウムを、宗教学者は挙って持ち上げていた。
中沢新一もその1人。

また、今でも封印されているが、東京都の石原慎太郎が、国会議員を辞めたタイミングは、オウム真理教強制捜査の直前。
何故なら、オウム真理教が宗教法人を取得する動きに石原慎太郎東京都知事が絡んでいたため。と言われている。
(出典 高野孟
何を言いたいかというと、斑目委員長のビデオを見てバッシングしている暇があれば、その同じモノを自分の胸を開くと実は入っていたってことに気づくことがまず先ってこと。
まだらめさんは私だ。
そして、鉄腕アトムの胸には原子炉。
脱原発を叫ぶ私たちの胸にも原子炉が入っている。

■補足
鉄腕アトムのエネルギー 鉄腕アトムの謎より。