小出 裕章@京都大学原子炉実験所助教

小出 裕章こいで ひろあき
京都大学原子炉実験所助教
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こういう状況がずっとつづくのかなあ。
この事故が起きた直後には、
1週間の内に破局に至るかどうか決まる。
私の予想は決定的にはずれている。
(現場の人が)原子炉に水を入れつづけて破局を防いできた。
1、2,3月つづけなければいけない。

2800℃ 炉心温度。
ペレットが溶けないと、プルトニウムが出ない。
圧力容器破損。
格納容器破損。

ペレットが水から顔を出し露出すると、
Zr管が周辺と反応して水素を出す。
「水素を発生する反応は、発熱反応。」

最悪シナリオなら、水蒸気爆発。
炉心
圧力容器の底に水。
溶けた炉心が、水の中に落下。
溶融金属の固まりが水の中に落ちると、水蒸気爆発。
圧力容器が破裂して爆発。
外側になる格納容器はペラペラの容器。

チェルノブイリ
原子炉核暴走。
気体状 ヨウ素セシウム 世界中に飛び出した。
地球被ばく。

プルトニウム 気体になりにくい。
原子力 10,20km濃密に落ちた。
落ちた場所周辺だけ。

冷却装置を回復しても意味がない。
穴が空いているので冷却装置を回復する作業が無駄。
入れただけの水は蒸発。

水を入れる。それしかできない。
入れた分は外へ出てきますので、
管理できるように、月単位。

期間:
短い寿命の放射性物質
これからは、熱が下がらない期間に入った。
1月たっても2月立っても崩壊熱は減らない。

被ばく線量が超えて、つぎつぎと現場から待避せざるを得ない。



東京海洋大学名誉教授の水口憲哉

海洋汚染の状況