#コズミックフロント #NHKBS 「水惑星」地球 大地創造のヒミツに迫れ! chapter2 「水」が「火の大地」を生む⁉︎


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#コズミックフロント

#NHKBS

「水惑星」地球 大地創造のヒミツに迫れ!

chapter2 「水」が「火の大地」を生む⁉︎

青森県仏ヶ浦

凝灰岩 火山灰が固まった


吉田晶樹 よしだまさき HAMSTEC 主任研究員

3000万年前にユーラシア大陸の一部だった日本の大地はマントル対流により引き裂かれた。

日本海の海底に火山が出来る。

火山灰が降り積もる。仏ヶ浦の生成。


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廣瀬  東京工業大学 地球生命研究所 所長

マグマができるメカニズム。

沈み込むプレートにたっぷり含まれる水がマグマを生み出す。


カンラン岩に水を入れる/入れない

1万気圧

1000

の環境


水有りでは

結晶化

カンラン石の隙間の輝石が無い。

水を加える事で輝石が溶けてマグマが生まれる。

深さ100kmでマグマが産まれる。

海溝と火山の列が並行している。


西之島 


石灰石 国内自給率100%

凝灰岩

「大地が裂け熱せられた水が入り込むと隙間に金を集める。」

鹿児島県菱刈鉱山


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#コズミックフロント #NHKBS 「水惑星」地球 大地創造のヒミツに迫れ! chapter1 大地を生んだ水⁉︎

#NHKBS

「水惑星」地球 大地創造のヒミツに迫れ!

chapter1 大地を生んだ水⁉︎

2022-5-19

(20214月放送)

飛騨川 飛水峡

チャート 放散虫 プランクトン

南鳥島

日本最東端の島 8cm/年 日本列島に近付いている。

日本の領土で唯一太平洋プレートに乗っている。

付加体

金生山@岐阜県 260Myearフズリナ 島が丸ごと運ばれる。 金生山化石館


石灰岩の痕跡 山口県秋吉台

日本列島の土台の8


静岡大学 准教授 平内健一

カンラン岩

水を加えた高温+高圧実験では滑り面に滑石が生まれた。

東北大学 准教授 武藤潤 にて高温高圧実験を行った。

屈曲時の圧力値表示 986.6MPa


山口大学 纐纈厚名誉教授 中日国交正常化50周年 

メモ)

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http://j.people.com.cn/n3/2022/0422/c94475-10087777.html

 

東京で日本政府に中国の文化財返還を求める緊急集会

 

人民網日本語版 2022042216:06

 

 

 

 

 

 

日本の有識者からなる「中国文化財返還運動を進める会」は20日、東京で「中国から略奪した文化財の返還を求める緊急集会」を開き、政府に対して中国の文化財返還を求めた。新華社が報じた。

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今年は中日国交正常化50周年にあたり、日本が敗戦を迎えて77年目の年でもある。「中国文化財返還運動を進める会」の連合代表を務める山口大学の纐纈厚名誉教授は集会で、「日本は侵略戦争において、中国の人々の生命を奪った。それも大きいが、多くの文化財を破壊し、『戦利品』のように持ち帰ってきたのも大きな罪だ。亡くなった人々の命は返ってこないが、文化財は返還できる」と指摘。「この集会を開いたのは、略奪した文化財を返還して、日中間の歴史の和解を進め、両国関係の発展を推進していくため」と語った。

「中国文化財返還運動を進める会」の連合代表を務める「村山談話を継承し発展させる会」の藤田高景理事長は、「戦後の保守政権は戦前の侵略行為を真摯に反省しようとせず、アジアから略奪した文化財について日本は、略奪の実態を自ら調査して公表することもしていない。日本は朝鮮半島から30万点の文化財を略奪した。中国から略奪した文化財も膨大な数にのぼる」と指摘した。

集会には日本各地から来た参加者100人以上が集まった。そして、学者たちは、今の世界情勢下で、日本と中国が戦略的互恵関係を維持する重要性や文化財返還運動の意義などを訴える講演を行った。ある参加者は、日本は歴史と向き合い、武力で中国から略奪した文化財を返還すべきだとの見方を示した。(編集KN

人民網日本語版」2022422


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2013.10.12 小学5/6年生20名を対象に行った放射線ワークショップのメモ

2013.10.12 小学5/6年生20名を対象に行った放射線ワークショップのメモ。)
http://kodomokagaku.com/20131012//

20117月発売から半年で1万台を出荷した画期的なiPhone/iPod線量計
ポケットガイガー(PocketGeiger)を組み立てる放射線ワークショップを長野県塩尻市で行った。
以下は、その時のメモです。

関連書類を全てここに置きました。
子どもたちに放射線の話をする時に、参考になれば幸いです。

■□■

小学生5/6年向け線量計ワークショップ、始まり始まり~。^^)

「君たちは今日、世界にたった20台しかないポケガに改造する。」

掴みは成功だったようです(^^)

透明ケースをYangさんに頂きました。
完成品のポケガType4をわざわざ分解して
しんちゅう板の接着を剥がし
透明ケースにPINフォトダイオードセンサーを入れ替える「改造」のスタート。

動作確認兼ねて部屋の空間線量率を計測。
次に、用意した化学肥料の他、ありとあらゆる岩石を好きに選んで計測する。
強者は5検体くらい計測していました。

やっぱり化学肥料が最高値。
0.14μSv/h

化学肥料は、およそこれで1000ベクレルと告げる。

■□■

次に、おもむろに
10倍の

1万ベクレルの放射性セシウム137を保管する「放射能マーク」付きのケースを取り出す。


「この中にもっとずっと強力な放射性物質が入って、


いません」とケースが空であることを見せて、

何故此処に持ってこなかったのか、理由を説明する。

方眼紙を配る。

「この1万ベクレルの放射性物質とポケガを使って先生は昨日 実験をしました。」
「君たちは将来ノーベル賞を取るかもしれない。」
「今から私の実験の助手の仕事をしてもらいます。」と言う(^^)

横軸に
きょり [cm]

縦軸に
「↑放射線 [μSv/h]」と書くように白板に書く。

縦軸に
20cm2.0
10cm1.0
と入れる。

昨晩計測したデータを白板に書く。

距離 放射線
[cm] [μSv/h]
0cm 2.29
1cm 1.04
2cm 0.59
4cm 0.32
8 cm 0.14
16cm 0.07

小学校5/6年生の生徒さんだけど、
横軸のデータの有る距離の位置に、まず印をつけて、
そこからまっすぐ上に上がって、放射線の値の場所に +印を付けます。

と言うとグラフを書いて行く。
素晴らしい。


プロットした+印の測定値を 定規で結ぶ。

ジェットコースターのような右下がりのグラフの完成。

更に、化学肥料の値を水平線として入れる。

問い「0cmの時の値2.29は、化学肥料の何倍だろうか?」

「約20倍!」

問い 「でも10cm離れれば?

とグラフを読み取って見る。

■□■

次に、3つの金属を取り出す。

ひとつは、鉛。
ひとつは、ステンレス(鉄)、
ひとつは、アルミニウム。

金属の名は伏せて、箱に入れた3種の金属を班(5つある)に廻す。

鉛を片手で持ち上げようとして、「重い!」と言っていた。

問い「さて、どの金属が放射線を一番良く止めてくれるだろうか?順番を付けて下さい。」

班毎に議論させて、順位を決めてもらう。

発表。
金属の種類 A | B | C
A:重い
B:光っている
C:軽い
第1班   1 | 2 | 3
第2班 ・・

「正解は、
先ほど、グラフにしてもらったデータの
4cm 0.32[μSv/h]のときに、
この4cmのすき間にこれらの3種類の金属を入れた時の値を発表します。

A: 0.06 μSv/h
B: 0.12
C: 0.17

(当たった班は歓声が上がる。)


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最後に放射線のお話。
みんなに問う。

「ねえ。みんなさぁ。危険 ってなんだろうね。」
「危険な行為ってどんな行為?どんな時に危険だ。って言われる?」

生徒さん 「はい。机の上に立って踊っている時。」(会場爆笑)
私「そうだよねえ。机の上に立つのは危険だよね。でも何故危険なの?」
生徒さん 「滑って机から落ちるから。」
私「落ちると?」
生徒さん「落ちて頭を床にぶつけて血が出る。」
私「そう。堅い物に体をぶつけて血が出るから危険。」

他には?
(いろいろ出てくる。全て、物理的な運動エネルギーの話。)
私「例えばさ、これから冬になってストーブとかどう?何が危険?」
生徒さん「火傷する!」
私「そうだよね。火傷。」

私「あとさ、昨日のニュース知っている?火事になって10人亡くなった。」
生徒さん「知っている知っている」
私「何故10人もの方が亡くなったの?」
 「そう。有毒ガスだよね。息が出来なくなる。」

何かにぶつかって血が出たり、熱い物に触れて火傷したり、
息が出来なくなって苦しい想いをして危険な思いをする。

でもさあ、放射線の危険は違うんだよ。

例えば、1999年にJCOというところで事故があった。
今日みんなが計測した放射線の1億倍くらいの値、
10シーベルト放射線を浴びた2人の方が事故で亡くなった。
でも、浴びた時には、本人は、痛くも痒くもない。
病院に運ばれた本人は「青い光を見た」と きちんと しゃべることができる。

でも、白血病になり、骨髄移植を受けても、健康に戻れず83日後に亡くなってしまった。

つまり、放射線ってのは、血も出ない、痛くもない、目にも見えない、熱くもない、
でも大量に浴びると死んでしまうことがある。

だから、測定する事が必要になるんだよね。

そして、

おもむろに 自治体も使っているサーベイメータ
日立アロカ TCS-172Bを取り出して 電源を入れる。

ぴっぴっぴっ と。音が出始める。

ここで言う。

「しーーー!」

「この、ぴっぴっていう音があるでしょ。」

「この音は、その時に、このセンサのところに、ガンマ線が当たって通り過ぎる時の音なんだよ。」

会場に静粛がおとずれて、サーベイメータの音だけが鳴り響く。

生徒達の目が真剣そのものになる。

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次に、8/15の諏訪市松本市の空間線量率のグラフが残っている、
地元新聞の記事を見る。

私「この図からさあ、何が判るかなぁ」
生徒さん「大町が一番大きい値だ。」
生徒さん「8/15が異常に高い。」

「そうだね。8/15の値はどう、幾つ?」

生徒さん「0.16μSv/h

私「そうだね。今日の岩石や化学肥料やらを測って一番大きかったのが、0.14だからそれよりも大きいね。これは何だろうね。
8/15って何があった?」

生徒さん「花火!」「花火が中止になった。」「あ。雨だ。雨が降った。」
私「そうだよね。雨が降ったよね。」
「実は先生は、このグラフを見た後に、自分でも次に雨が降った時、
 降り始めて直ぐに 1千万円の機械を使って、測った。
 そうしたら、この放射線の原因は、この物質と同じ仲間だった。」

(箱に入れた、きらきら光る金属ビスマスの結晶を見せる。)

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この後、水月湖の話題も入れた。日本の放射性炭素14を使った年代モノサシが世界に認められて、世界標準になった。という話。
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まとめ。

今日、みんなは、目には見えない身の回りの放射線を、自分で測定することのできる道具を手に入れた。

ぜひ、「雨がふったらどうか。」「家族旅行に行ったら、その旅行先での値はどうか。」「いろんな物に当ててみて、値はどうか?」ぜひ調べてみてください。

以上で終わります。


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このプログラムで、1時間50分コース。
<対象>小学校5/6年、20名(=4人x5Group
<材料>
PocketGeiger Type4 x20
(iPhone, iPad) x 5
方眼紙A4 x20
定規 x5
時計ドライバー x5
ドライヤー x1(両面テープを剥がしやすくする)
<資料>
本日のスケジュール(メニュー表)
実験シート(測定値を書き込む)
アンケート
2013.8.15諏訪、松本の空間線量率新聞記事。
水月湖(C14)の新聞記事と論文。
http://d.hatena.ne.jp/scanner/20131011/1381515651
<スタッフ>
大人:講師他3名
記録:1名

 

資料1

2013.8.15諏訪、松本の空間線量率新聞記事。

f:id:scanner:20220416113658j:plain

資料2

水月湖(C14)の新聞記事。

f:id:scanner:20220416115632j:plain

水月湖

水月湖(C14)の論文はこちら。

Science 投稿論文:

http://www.sciencemag.org/content/338/6105/370.abstract

資料3

本日のスケジュール(メニュー表)

f:id:scanner:20220416115656j:plain

講演スケジュール

資料4

実験シート(測定値を書き込む)

f:id:scanner:20220416115714j:plain

実験シート



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今回の授業で私が一番、興味深いと感じたのは、やはり、「危険とはなんだろう」ということです。

改めて、考えると、人間には、危険を察知する仕組みが様々に備わっている。

そうした身体に備わった危険察知の能力に対して、まったく 微かな気配も残さずに、生命を死に追いやる存在であることを理解させることが重要だと思います。

正確に伝えるには、どうしても、教える側に、生命の知識が必要となります。

DNAのらせん構造が1955年にワトソン・クリックにより発見され、生命の伝承(遺伝)のカラクリが解明される。命のリレーの根幹のメカニズムが、DNAの二重らせん構造にあることが発見される。

ねじれてからみあった 「ハシゴ」。

このハシゴの足を載せる部分が、はずれ、2本の単なる棒となり、

それぞれの棒が、相棒を見つけて、再び、完全なる、ハシゴのコピーをそれぞれが作りDNAは2倍に増殖する。これが完全なるコピーを作ることができる、DNA複製の仕組み。

分裂が盛んな細胞で起きて居る流れの中で、2本の単なる棒となった時、

その時に、放射線によるナイフが襲うと、ひとたまりもない。

DNAの鎖は、離ればなれとなり、かつて隣に誰が居たのかは、分子の海に離ればなれとなり、判らなく成る。これが、突然変位の原因。

細胞分裂が盛んな 幼子に放射線が危険な理由はここにある。

この親から子への命のリレーである、DNAの分子結合をいとも軽々と切ってしまうのが電離放射線という非常にエネルギーの高い「ナイフ」。

 

( 初出:Facebook 2013年 ) 

高野孟のINSIDER No.725 2014/03/31 プーチン=悪者論で済ませていいのか? ──ウクライナ/クリミア争乱の深層

はじめに

高野さんの8年前(2014年)の有料メルマガ文をまるまる転載するのは、本来ルール違反です。

すみません。

だけど。

日本語で世界情勢を長い期間(半世紀)分析し続けている方の言葉を今回届ける価値はあるし、

これをきっかけに、彼のメルマガの読者数が増えることを願って。

 

(現在病に伏せって、ご本人ではなくて共同執筆体制の形で運用しているようだけど、健康回復を願いつつ。)

もし当事者からクレームが来たらまるごと削除します。

 

続きを読む

プーチンの2022年2月23日記者会見

高野孟THE JOURNAL  Vol.541   2022.3.21

《資料2》プーチン2022年2月23日記者会見

{かなり抜粋しました。気になるところだけ残しました。}

{文中、★【】は、高野孟によるもの}

 

 ソビエト連邦の崩壊後、事実上の世界の再分割が始まり、これまで培われてきた国際法の規範が、そのうち最も重要で基本的なものは、第2次世界大戦の結果採択され、その結果を定着させてきたものであるが、それが、みずからを冷戦の勝者であると宣言した者たちにとって邪魔になるようになってきた。

 

セルビア

まず、国連安保理の承認なしに、ベオグラードに対する流血の軍事作戦を行い、ヨーロッパの中心で戦闘機やミサイルを使った。

 

 その後、イラクリビア、シリアの番が回ってきた。

リビアに対して軍事力を不法に使い、リビア問題に関する国連安保理のあらゆる決定を曲解した結果、国家は完全に崩壊し、国際テロリズムの巨大な温床が生まれ、国は人道的大惨事にみまわれ、いまだに止まらない長年にわたる内戦の沼にはまっていった。

 

リビアだけでなく、この地域全体の数十万人、数百万人もの人々が陥った悲劇は、北アフリカや中東からヨーロッパへ難民の大規模流出を引き起こした。

 

 シリアにもまた、同じような運命が用意されていた。

シリア政府の同意と国連安保理の承認が無いまま、この国で西側の連合が行った軍事活動は、侵略、介入にほかならない。

 

 ただ、中でも特別なのは、もちろん、これもまた何の法的根拠もなく行われたイラク侵攻だ。

その口実とされたのは、イラク大量破壊兵器が存在するという信頼性の高い情報をアメリカが持っているとされていることだった。

それを公の場で証明するために、★【アメリカの国務長官が、全世界を前にして、白い粉が入った試験管を振って見せ、これこそがイラクで開発されている化学兵器だと断言した。

後になって、それはすべて、デマであり、はったりであることが判明】した。イラク化学兵器など存在しなかったのだ。

 

 信じがたい驚くべきことだが、事実は事実だ。国家の最上層で、国連の壇上からも、うそをついたのだ。

 

 その結果、大きな犠牲、破壊がもたらされ、テロリズムが一気に広がった。

世界の多くの地域で、★【西側が自分の秩序を打ち立てようとやってきたところでは、ほとんどどこでも、結果として、流血の癒えない傷と、国際テロリズムと過激主義の温床が残された】という印象がある。

 

 ★【NATO1インチも東に拡大しないと我が国に約束したこともそうだ。

繰り返すが、だまされたのだ。

俗に言う「見捨てられた」ということだ。】

 

アメリカは依然として偉大な国であり、システムを作り出す大国だ。

その衛星国はすべて、おとなしく従順に言うことを聞き、どんなことにでも同調するだけではない。

それどころか行動をまねし、提示されたルールを熱狂的に受け入れてもいる。

 

 我が国について言えば、ソビエト連邦崩壊後、新生ロシアが先例のないほど胸襟を開き、アメリカや他の西側諸国と誠実に向き合う用意があることを示したにもかかわらず、事実上一方的に軍縮を進めるという条件のもと、彼らは我々を最後の一滴まで搾り切り、とどめを刺し、完全に壊滅させようとした。

 

まさに90年代、2000年代初頭がそうで、いわゆる集団的西側諸国が最も積極的に、ロシア南部の分離主義者や傭兵集団を支援していた時だ。

当時、最終的にコーカサス地方の国際テロリズムを断ち切るまでの間に、私たちはどれだけの犠牲を払い、どれだけの損失を被ったことか。

どれだけの試練を乗り越えなければならなかったか。私たちはそれを覚えているし、決して忘れはしない。

 

 色々あったものの、★【202112月、私たちは、改めて、アメリカやその同盟諸国と、ヨーロッパの安全保障の原則とNATO不拡大について合意を成立させようと試みた。

すべては無駄だった。

アメリカの立場は変わらない。】

彼らは、ロシアにとって極めて重要なこの問題について私たちと合意する必要があるとは考えていない。

自国の目標を追い求め、私たちの国益を無視している。

 

 私たちは、1940年から1941年初頭にかけて、ソビエト連邦がなんとか戦争を止めようとしていたこと、少なくとも戦争が始まるのを遅らせようとしていたことを歴史的によく知っている。

そのために、文字どおりギリギリまで潜在的な侵略者を挑発しないよう努め、避けられない攻撃を撃退するための準備に必要な、最も必須で明白な行動を実行に移さない、あるいは先延ばしにした。

 

 最後の最後で講じた措置は、すでに壊滅的なまでに時宜を逸したものだった。

その結果、1941622日、宣戦布告なしに我が国を攻撃したナチス・ドイツの侵攻に、十分対応する準備ができていなかった。

敵をくい止め、その後潰すことはできたが、その代償はとてつもなく大きかった。

大祖国戦争を前に、侵略者に取り入ろうとしたことは、国民に大きな犠牲を強いる過ちであった。

最初の数か月の戦闘で、私たちは、戦略的に重要な広大な領土と数百万人の人々を失った。

 

 もちろん、問題はNATOの組織自体にあるのではない。

それはアメリカの対外政策の道具にすぎない。

問題なのは、私たちと★【隣接する土地に、言っておくが、それは私たちの歴史的領土だ、そこに、私たちに敵対的な「反ロシア」が作られようとしていることだ。

それは、完全に外からのコントロール下に置かれ、NATO諸国の軍によって強化され、最新の武器が次々と供給されて】いる。

 

 

 前にも述べたとおり、ロシアは、ソビエト連邦の崩壊後、新たな地政学的現実を受け入れた。

私たちは、旧ソビエトの空間に新たに誕生したすべての国々を尊重しているし、また今後もそのようにふるまうだろう。

それらの(訳注:ソビエト諸国の)主権を尊重しているし、今後も尊重していく。

 

 その例として挙げられるのが、悲劇的な事態、国家としての一体性への挑戦に直面したカザフスタンに対して、私たちが行った支援だ。

 しかしロシアは、今のウクライナから常に脅威が発せられる中では、安全だと感じることはできないし、発展することも、存在することもできない。

 2000年から2005年にかけ、私たちは、コーカサス地方のテロリストたちに反撃を加え、自国の一体性を守り抜き、ロシアを守ったことを思い出してほしい。

 2014年には、クリミアとセバストポリの住民を支援した。

2015年、シリアからロシアにテロリストが入り込んでくるのを確実に防ぐため、軍を使った。

それ以外、私たちにはみずからを守るすべがなかった。

 

 ドンバスの人民共和国はロシアに助けを求めてきた。

これを受け、国連憲章751条と、ロシア安全保障会議の承認に基づき、また、本年2月22日に連邦議会が批准した、★【ドネツク民共和国とルガンスク人民共和国との友好および協力に関する条約を履行するため、特別な軍事作戦】を実施する決定を下した。

 

 その★【目的は、8年間、ウクライナ政府によって虐げられ、ジェノサイドにさらされてきた人々を保護することだ。

そしてそのために、私たちはウクライナの非軍事化と非ナチ化を目指していく。】また、ロシア国民を含む民間人に対し、数多くの血生臭い犯罪を犯してきた者たちを裁判にかけるつもりだ。

 

 ただ、私たちの計画にウクライナ領土の占領は入っていない。

私たちは誰のことも力で押さえつけるつもりはない。

 

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Date: Mon, 21 Mar 2022 10:30:00 +0900 (JST)

 

2014年のキエフのクーデター直後から始まったウクライナの内戦状態の中で、最東部ドンバス地方のロシア系市民の比重の大きいドネツクとルガンスクの2州で戦闘が激化し、独立してロシアへの併合を求める住民投票も行われたが、プーチンは(クリミアの場合とは峻別して)それを押しとどめ、彼らがあくまでもウクライナ国家の内で一定の自治を実現すべきとして、14年9月にウクライナ、ロシア、両州の4者による「ミンスク議定書」を結んだ。

 

しかしこれは双方の違反で破綻し、その後何度も停戦合意に至りながらも(一説には29回!)成功せず、この事態に至る前でも、攻撃用ドローン、重装備、ミサイル、大砲、および多連装ロケット砲などでドンバスが爆撃されない日は1日もなく、民間人の殺害、封鎖、子供、女性、高齢者を含む人々への虐待は容赦なく続いている(下記プーチンの2月21日メッセージでの言い分)という状況があった。

それどころか米国は、「日刊ゲンダイ」18日付が伝えるように、「戦争広告代理店」を使ってゼレンスキー大統領の各国議会での演説を演出し、全世界的な世論操作を展開している。

 しかしこんなことは米国がずっとやってきたことで、例えばイラククウェート侵攻の際に病院で涙ながらに訴える少女の映像がやらせだったとか、サダム・フセインのミサイルで流れ出した石油に塗れて動けなくなった海鳥の画像が別のタンカー事故のものの転用だったとか、いずれも米広告代理店の仕業だったとされている。