平野啓一郎が語る、三島由紀夫とその文学|サイカルジャーナル|NHKオンライン仮面の告白』や『金閣寺』などの名作を残した、戦後日本文学を代表する作家・三島由紀夫。1970年に衝撃の割腹自殺を遂げ、45歳でみずから命を絶った最期を含め、その生涯は今も多くの人の関心を集めています。その三島由紀夫の文学的な“師”として、生涯にわたり親交を結んでいたのが、川端康成でした。川端もまた、日本人初のノーベル文学賞という栄誉を受けながら、突然のガス自殺でこの世を去っています。

 

三島由紀夫川端康成。多くの謎を残す2人の文豪の実像に迫る番組が、6月23日にNHK BS1で放送されます。瀬戸内寂聴さんや岸惠子さんなど、2人を直接知る人物の証言を元に、文豪の知られざる物語をたどる内容です。

 

番組では、三島由紀夫とその文学を解説する人物として、芥川賞作家の平野啓一郎さんにインタビューを行いました。「三島との出会いがなければ小説家になっていなかった」と振り返る平野さんは、少年時代から三島文学に魅了されてきたといいます。今回は放送に先立って、インタビューの一部を紹介します。

 

(聞き手:科学文化部・河合哲朗) https://www.nhk.or.jp/d-navi/sci_cul/2019/06/story/story_190621/

論文(2010年) 牛肉および癌組織のエストロゲン濃度ーホルモン剤使用牛肉の摂取とホルモン依存性癌発生増加との関連ー 半田康、藤田博正、渡邊洋子、本間誠次郎、金内優典、加藤秀則、水上尚典、岸玲子

http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10722771_po_ART0009500195.pdf?contentNo=1&alternativeNo=

 

Japan Society of Obstetriscs and Gynecology

614(S-480) 一般演題 日産婦誌62巻2号

 

K3-4 牛肉および癌組織のエストロゲン濃度ーホルモン剤使用牛肉の摂取とホルモン依存性癌発生増加との関連ー

 

北海道大公衆衛生1)、北海道対がん協会2)、あすか制約メディカル開発研究部3)、北海道大4)、国立病院機構北海道がんセンター5)

半田康1)、藤田博正2)、渡邊洋子3)、本間誠次郎4)、金内優典4)、加藤秀則5)、水上尚典4)、岸玲子1)

 

【目的】ホルモン依存性癌は年々増加している。このうち子宮体癌、卵巣癌は近年25年間で8倍、4倍に増加した。その間、食の欧米化により牛肉消費量は5倍に達し、ホルモン依存性癌の増加に似た増加をしている。国内牛肉消費量の25%をアメリカ牛肉が占めるが、アメリカでは Estradiol 17β を含むホルモン剤(デポー剤)の投与が牛肉へ成長促進目的に行われている。牛肉のホルモン依存性癌への関連を検討した。

 

【方法】牛肉脂肪(アメリカ産、国産:n=40,40)、牛肉赤身(アメリカ産、国産:n=30,30)、および、ヒト癌組織(子宮体癌、卵巣癌:n=50,50)、ヒト正常組織(子宮内膜、卵巣:n=25,25)に含まれる  Estradiol 17β (E2) と Estrone (E1) の濃度をLC-MS/MS (測定限界:E2 0.1pg, E1 0.5pg)で定量した。ヒト組織を用いた研究については被験者の同意と倫理委員会の承認を得た。

 

【成績】アメリカ産牛肉の E2,E1濃度は国産牛肉よりも顕著に高かった。特にアメリカ産牛肉の E2濃度は、脂肪で国産の140倍、赤身で国産の約600倍と極めて高濃度だった。国産牛肉では半数以上の検体が E2, E1濃度とともに測定限界以下だった。子宮体癌組織の E2, E1濃度は正常内膜に比べて進行期 Ⅰ期で高く、Ⅲ-Ⅳ 期で低かった。卵巣癌でも同様でⅠ期が最も高濃度だった。

 

【結論】アメリカ産牛肉は国産牛肉に比べて非常に高濃度のエストロゲンを含有している。一方、組織中のエストロゲン濃度の情報は子宮体癌、卵巣癌の発生初期に関与していると想定される。したがって、ホルモン剤使用牛肉の摂取量の増加は、ヒトの体内へのエストロゲンの蓄積、濃度上昇を促し、ホルモン依存性癌の発生増加に関連する可能性があると推測される。
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http://www.jsog-oj.jp/tocTo63.php?-DB=jsog&-LAYOUT=to63&volume=62&issue=2&-sortfieldone=order

日本産婦人科学会雑誌 (2010年)第62巻 第2号 目次


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内閣府 食品安全委員会 より。

牛の成長促進を目的として使用されているホルモン剤(肥育ホルモン剤

https://www.fsc.go.jp/topics/factsheet-cowhormone.pdf

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「肥育ホルモン剤には、ヒトや動物の体内に自然に存在するホルモンを製剤とした天然型と、(略)天然型のホルモン剤としては、17β- エストラジオール」

「2003年、EUはホルモン物質の使用及び輸入禁止に関する指令を改正し、17β- エストラジオールを永続的に使用禁止とし、」


1989 年の EC による肥育ホルモン剤を使用した牛肉等の輸入禁止を受けて、米国、カナダは、この輸入禁止 EC 産牛肉の保護にあたるとして関税と貿易に関する一般協定 (GATT)に提訴し、EC からの輸入品に対し報復措置を発動しました。


1999 年、WTO の紛争解決機関は米国、カナダによる対抗措置を認 めました。


2004 年、EU はリスク評価を実施し、関連の EU 指令の改正を行い、WTO の勧 告を履行したと報告


米国、カナダは、改正 された EU 指令は、科学的なものではなく


EU は、米国、カナダの対抗措置を WTO に提訴し ました。2005 年、EU の要請によりパネルが設置され、現在も議論は継続

 

(2016) 輸入牛肉の危険性

https://toyokeizai.net/articles/-/124545


2009年に開催された日本癌治療学会学術集会で、半田康・藤田博正らの研究による「牛肉中のエストロゲン濃度とホルモン依存性がん発生増加の関連」という発表があった。」


これは、日本において乳がん前立腺がんといった「ホルモン依存性がん」が増加している状況を、米国産牛肉に残留する肥育ホルモンと関連があるのではないかという観点から、国内で流通する米国産牛肉と国産牛肉の飼育ホ飼育肥育ルモン残留濃度を計測したものである。


友人は米国の大規模肉牛生産者の視察をした経験から、肥育ホルモンを投与した牛の成長スピードの早さに眉をひそめていた。日本では最低でも25カ月齢くらいまで餌を食べさせなければ出荷できる体重にならないのに、視察した牧場ではせいぜい20カ月齢の肉牛が、すぐに出荷できるくらいの体重に達していた


日本国内では肥育ホルモンは使用されていないと考えてよい。というのは、肥育ホルモン剤は動物用医薬品に該当する。動物用医薬品を販売したり使用するためには、まず農林水産大臣に承認される必要がある。これに関して、現状では動物用医薬品として登録されている肥育ホルモンはゼロである。


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http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10722771_po_ART0009500195.pdf?contentNo=1&alternativeNo=



被曝論文、撤回不可避に データ再提供得られず

被曝論文、撤回不可避に データ再提供得られず
2019.1.14 20:13ライフ科学

 東京電力福島第1原発事故後、福島県伊達市の住民の個人被曝線量を分析した論文に本人の同意が得られていないデータが使われていた問題で、市が著者の早野龍五(りゅうご)東京大名誉教授らに再解析に必要なデータを提供しない方針であることが14日、分かった。早野氏らは同意が得られている分で再解析して論文を修正する考えだったが、データが得られないため論文の撤回が避けられない状況となった。
 市の担当者は共同通信の取材に対し、「住民の信頼を得られる見込みがないため、データを再提供する考えはない」と回答。早野氏は「市から正式な通知が来ていないので、見解は差し控える」としている。

https://www.sankei.com/life/news/190114/lif1901140045-n1.html

福島第一原発作業員 死亡

https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0122/san_190122_8413930926.html

1月22日(火)18時15分 産経新聞
 東京電力は22日、福島第1原発福島県大熊町双葉町)構内で作業中の40代の男性作業員が21日午後、意識を失い、搬送先の病院で死亡したと発表した。死因は明らかにしていない。

 東電によると、男性作業員は協力企業社員で、21日午前9時ごろから西門付近のスクリーニング場で出入り車両の線量測定に従事していた。作業中の午後3時半ごろに突然意識を失い、約1時間半後に搬送先の県立ふたば医療センター(富岡町)で死亡したという。東電は「持病があった」としているが、詳細は明らかにしていない。

 男性作業員は昨年8月から第1原発で働いていた。作業時の体調確認では問題は見られなかったという。