粒子状物質の生体内挙動


memo) 粒子状物質の生体内挙動
(1)肺(呼吸気道)の各部位に沈着した粒子は、線毛運動により肺から咽頭へ除去(クリアランス)される経路が主となる。
(2)血液への移行は、極めて少ない。→組織・臓器への移行はリンパを通じて起こる。
(3)沈着した粒子の一部(〜1%)はリンパを経由して 二次臓器(肺門リンパ、脾臓、胸腺、脳、腎臓、肝臓、精巣等)に移行後、保持される。
(4)軟組織や骨組織への移行も見られる。


[関連]

(1)原発作業員の内部被曝の減衰カーブ
http://d.hatena.ne.jp/scanner/20150811/1439288150

(2)セシウムボウル
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2015/09/volume-004-2015.html#paper

(3)セシウムボウルにウランが含むことを発見
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2017/03/volume-016-2017.html#paper

もんじゅ設計 廃炉想定せず ナトリウム搬出困難

https://mainichi.jp/articles/20171129/k00/00m/040/166000c

もんじゅ設計
廃炉想定せず ナトリウム搬出困難

毎日新聞2017年11月29日 06時40分(最終更新 11月29日 06時40分)


廃炉が決まっている高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、原子炉容器内を満たしている液体ナトリウムの抜き取りを想定していない設計になっていると、日本原子力研究開発機構が明らかにした。放射能を帯びたナトリウムの抜き取りは廃炉初期段階の重要課題だが、同機構が近く原子力規制委員会に申請する廃炉計画には具体的な抜き取り方法を記載できない見通しだ。