仮説 官邸ドローン騒動の目的は、

仮説 官邸ドローン騒動の目的は、
・官邸上空の危機管理体制があまりに無防備であること。
・警視庁公安部の反原発活動家の取り締まりが甘いこと。
この二点を強調する事であったと推定される。

http://megalodon.jp/2015-0531-1759-28/zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150528-00043485-gendaibiz-soci
まずは、
現代ビジネス 5月28日(木)6時46分配信の伊藤博敏氏の
上記記事から四カ所を抜き出します。

・「 「反原発」をアピール、「安倍(晋三)首相へのドローンによる体当たりテロも考えていました」と、供述した山本泰雄被告」

・「山本泰雄被告は、(略)、4月9日未明、赤坂から官邸に向けて飛ばし、落下させた。」

・「さらに恥をかいたのは警視庁公安部。反原発活動家を中心に洗い出しを続けるなど、「見立て重視」の公安的手法では山本泰雄被告に届くことは出来ず、結局、本人が4月24日午後8時頃、自宅のある福井県小浜警察署に出頭するまでわからなかった。」

・「しかも、山本泰雄被告は自らの存在を隠すどころか、昨年7月から「官邸サンタ」を名乗り、ブログで犯行に至る過程を公開していた。」

以上の記述は、
「官邸サンタの【FC2】のWebSite記事を書いたのは出頭した山本泰雄容疑者である」と言う報道を鵜呑みにして書かれている。

でも本当だろうか?

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まず、事実は、

【1】blog記事の写真の投稿日時は、最も早いもので(昨年7月の記事で)今年の3月26日であった。

例えば、2014-7-16のblog記事掲載の写真の投稿日は、2015-3-26 です。
http://guerilla47.blog.fc2.com/blog-entry-11.html
http://scanner2.hatenablog.com/entry/2015/04/29/104015

【2】blog記事の公開は、2015-4-24から公開だった。それ以前には、blogを公開設定していなかった。
証拠:
https://web.archive.org/web/*/http://guerilla47.blog.fc2.com

【3】更に出頭後の読売新聞によると、「ブログでは(山本泰雄容疑者は)原発再稼働反対を訴えていたが、周囲は「反原発について語るのを聞いたことがない」と話しており、」と報道されている。

そして一見関係なさそうだけど、FC2のニュース。
【4】2014-6-3の犯罪容疑で2015-4-23に【FC2】関係者が逮捕された。
つまり、blogを公開した(4/24)前日。

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出頭した山本泰雄容疑者が、blog著者とされているが、根拠が薄いと私は思う。

つまり次の様な、仮説があり得る。

(1) 官邸サンタの【FC2】のWebSite記事を書いたのは、出頭した山本泰雄容疑者者ではない。

Blog公開は2015/4/24、山本容疑者が反原発について語るのを聞いたことがない、が事実なら、「警視庁公安部」は恥でも何でもない。
だって何も察知する情報は無いんですから。

つまり、
・官邸上空の危機管理体制があまりに無防備であること。
・警視庁公安部の反原発活動家の取り締まりが甘いこと。
この二点を強調する事が今回のドローン騒動の目的であったと推定される。

その視点でこの記事を読むと、
市民が原発をドローンで撮影する事を警視庁公安部が規制強化するための、「ヨイショ記事」に見える。

事実の詳細は下記blog記事ご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/scanner/20150429/1430260902