原子力リスクミスコミュニケーション庁

最近の原発事故後の動きで一番のトリックは、3号機瓦礫撤去により
(放射性セシウムの濃度が政府)基準値越えした20km北、南相馬市の平成25年度米(放射性セシウム濃度:120Bq/kg)の件です。

東電は当初は、
2800億Bq/h を4時間出した、
つまり、1兆1千億ベクレル放出したと試算した。
この量なら、降下量は実測値とほぼ整合する。

ところが昨年、7月に朝日新聞原発瓦礫撤去による環境汚染をすっぱ抜いた後、東電が突如、汚染規模を1/10に推定を下げた。

原子力規制庁はこれを受け、更に推定放出量を下げた。

南相馬市の実際の降下量に対し
なんと規制庁の放出量からシミュレーションした降下量は、数パーセントにまで下げられた。

数十倍も予測と違うのに強引にそれで「結論」を発表した。

南相馬市汚染米の基準越えは
原発瓦礫撤去が原因では無い。」
「原因は不明である。」と。

こうやって(原発から北20km地点の南相馬市の平成25年度米が基準越えした)原因は不明となった。

なんと原子力規制庁自ら
堂々と
風評被害の発信源と
相成った。

組織名をそろそろ変えた方がいい。