シラス操業を開始する条件は、Sr-90の測定だ。
Sr-90は、β線しか出さない。
ガンマ線しか測らないゲルマニウム半導体検出器では、Sr-90は見えない。
でも、体内に組み込まれたSr-90が恐ろしいのは、β線が至近距離の細胞をタタキ続けることだ。
汚染水漏れのようにSr-90が、24TBq(24兆ベクレル)あろうと、外部被ばくなら遮蔽しやすい。
でも、体に(Caと勘違いして)取り込まれた Sr-90は最悪だ。
がっちり 骨に蓄えられて、30年もの半減期で、骨髄細胞をβ線でタタキ続ける。
・・・
「β線が電子線」と知って安心してはいけない。
紫外線で皮膚が発ガンする。
これは、たった、4eV というエネルギーだ。
これに対して、Sr-90のβ線の強度は、約15万倍有る(546keV)
つまりこんな風景のイメージだ。
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坂道でママさん仲間との話に夢中になった隙に、赤ちゃんの乗った乳母車が、転がり出す。
「誰かとめて〜!」と悲痛の声。
たまたま近くを通りかかったビジネスマンが、ガシっと停める。めでたし。
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一方、サイドブレーキを引き忘れたダンプカーがするすると動き出す。
若いママさん運転手のダンプには、幼子がたった一人で乗っている。
「だれか停めて〜」と、悲痛なママさんの声。
そこを通りかかったビジネスマンが、次々とダンプカーを停めようと挑む。
15万人もの若いビジネスマンが、ダンプカーに撥ねられて、轢かれて、漸くダンプカーは止まる。
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そんな比較だ。
β線は、電子線だけど、そのエネルギーは、皮膚がんを引き起こす紫外線の約15万倍だ。
気を付けろ!
news:
http://www.fnn-news.com/sp/iphone/headlines/index.html?id=CONN00253692「福島第1原発事故の影響で操業を自粛している福島・いわき市の漁協は、試験操業の開始に向けて、シラスの放射性物質検査を試験的に行った。
」
「2013年7月以降の調査で、生のシラスから放射性物質は検出されておらず、12日も6つの検体、全てで検出されなかった。」
http://www.minyu-net.com/news/news/0911/news10.html
小型船シラス漁も再開へ 相双漁協、試験操業で一致
「
相馬双葉漁協のシラス漁操業代表者会議は10日、相馬市で開かれ、東京電力福島第1原発の汚染水問題で延期した小型船によるシラスの試験操業を実施する方向で一致した。12日に同市で開かれる同漁協試験操業委員会に報告、出漁方針を協議する。新地、原釜、鹿島、請戸支所の代表者約20人が出席した。シラス漁は今月から震災後初めて出漁予定だったが、相次ぐ汚染水漏れを受け見送っていた。
この日は、いわき、相馬2地区の漁協で底引き船による試験操業を26日に再開する見通しになったことを受けて非公開で協議。会議ではモニタリング調査結果から放射性物質は基準値以下とされ、「試験操業の実施は漁業復興につながる」など出漁に肯定的な意見が出されたという。
再開の日時やいわき地区との足並みなど詳細は早急に調整を図る。
(2013年9月11日 福島民友ニュース)
」