福島市に降下している放射性セシウムの量 2012/12/27

福島市に降下している放射性セシウムの量

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http://wwwcms.pref.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=27445

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福島県定時降下物環境放射能測定結果(暫定値)(第371報)
http://www.pref.fukushima.jp/j/koukabutsu371.pdf

time / Cs-134 / Cs-137 [MBq/km^2]
12月25日9時~12月26日9時/ 7.63 / 11.3
12月26日9時~12月27日9時/ 4.27 / 6.66
12月27日9時~12月28日9時 / 10.5 / 15.8
1 採取場所...福島県原子力センター福島支所(福島市方木田地内)

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■事前学習
まず2011年3月に1ヶ月間で長野市に降下した量の目安は、
2400MBq/km^2
http://imeasure.cocolog-nifty.com/isotope/2012/11/20113-75c1.html
= 2400Bq/m^2 = 0.24Bq/cm^2
チェルノブイリが事故から5年後に策定した第1ゾーン(管理区域)が
3.7Bq/cm^2 ( = 3万7千Bq/m^2 = 37GBq/km^2)
これは、年間1mSvを目安にしたと推定される。
また、早川マップの最初のゾーン(0.125μSv/h)は、このチェルノブイリ第1ゾーン相当と推定される。
まとめると、長野市には、およそチェルノ第1ゾーンの1/15程度降下した。

ふたたび福島市の話に戻る。
2012/12/27には、10~26MBq/km^2→10~26Bq/m^2
なので、長野市に最も降った量(1ヶ月間)の1/100程度の量が、
福島市では依然として、多いときには1日あたり、ちょろちょろと降下している状況である。

ちなみに、昨年の正月(平成24年1月2日)には、Cs降下量が4倍以上に急上昇して騒ぎになった。
その時の量は、
 平時:100 MBq/km^2 ( = 100 Bq/m^2)
 増加:432 MBq/km^2 ( = 432 Bq/m^2)
つまり、昨年末の約10倍。

参考:
http://d.hatena.ne.jp/scanner/20130105/1357351860
平成24年正月に福島市放射性セシウム降下量が平時の4倍に急増した理由