早川由紀夫@群馬大学 blogコメント:都心部の線量


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堀場シンチ(PA-1000)で測定している者です。
東京都の100箇所測定の公表値も20拠点程度、検証に行きましたが、意図的にその地域の低い拠点を選んだとしか思えないひどい状況でした。


例えば、吉祥寺。吉祥寺西公園を測定地点として、東京都の100箇所測定で0.04μSv/hと発表されています。現場に行くと、不思議とこの公園だけ低 く0.05μSv/h程度。ところが、まわりの住宅街を歩き回って測定すると、0.08〜0.09μSv/h程度ありました。井の頭公園も0.09μSv /h程度。車の移動でもたまに低くなることもありましたが、同程度。この場合、感覚的に吉祥寺の線量は0.09μSv/h程度とすべきです。(測定地点を 井の頭公園とすればいいのに、わざわざマイナーな公園を選んで、どうするの?)


極めつけは、東京都のモニタリングポストがある新宿区百人町。都の100箇所測定で0.07μSv/hと発表されましたが、まさにモニタリングポストのある建物の門の前で測定したところ、0.12μSv/hを超えていました。


そんなわけで、地域の線量として平均的な数値を出すには、その地域を歩き回って、いろいろなとこで測定してみて、このくらいだろうという経験豊富な測定者の感覚に頼ったほうが、迅速に的を得た測定値が得られると考えています。


堀場シンチは、地下鉄の0.02μSv/h程度もきちんと表示してくれるし、高いとこは高く表示してくれるので、信用できると思ってます。 
私のコメントは、相棒である堀場シンチ(PA-1000)くんの測定値とそれを元にした私の感覚ですので、ご留意ください。 
(それなりに自信はあります)
2011/09/01(木) 00:49:59