(869年の貞観(じょうがん)津波)

869年津波でも海岸沈降 産総研、堆積ケイ藻を調査

東北地方を襲った869年の「貞観(じょうがん)津波」や5世紀の大津波が起きた地震のときにも、海岸が沈降したことが、産業技術総合研究所の調査でわかった。当時、沈降した地盤が再び隆起するまでに、数十年かかった可能性があるという。

産総研の沢井祐紀主任研究員


目盛り6〜7の灰色の層が貞観津波、8〜9の灰色の層が5世紀の津波で運ばれた砂=産業技術総合研究所提供
記事「869年津波でも海岸沈降 産総研、堆積ケイ藻を調査」より