崎山比早子(さきやまひさこ)元放射線医学総合研究所主任研究官


2011.4.29信濃毎日新聞35面
崎山比早子(さきやまひさこ)元放射線医学総合研究所主任研究官
2000年に退官後、CTなどによる医療被曝の危険や原子力の負の面について警鐘を鳴らしている。NGO「高木学校」のメンバー。71歳。千葉県在住。
福島県のあちこちで『チェルノブイリでも急性障害と小児甲状腺がんしか起きなかった』と住民に説明している専門家がいたが、晩発障害に苦しむ人は少なくない。
事実を知らなければ無知だし、知っていてそう話すのなら罪だ
フランスでは原発5キロ圏の各家庭にヨウ素剤を配布してあり、10キロ圏では事業所が備蓄している。日本ではヨウ素剤は処方箋無しに買えないし、『配布すれば不安をあおる』と原発の周辺自治体が備蓄してきただけ。仕組みを再検討すべきだ」