誤解される「マドラサ」

久しぶりに中村哲の報告を読む。
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/kaiho/95nakamura.html
医師としてアフガニスタンの辺境に行った中村氏が医療のためには水の確保が先決と井戸を掘り続けたことは有名な話だが、いよいよ神学校を作り始めたとのこと。

中村氏いわく『通常、「イスラム神学校」と訳され、「タリバーンの温床」として理解され、外国軍は支援どころか空爆の対象としたほどです。』

現在、日本でも「タリバン」という言葉は、米軍にやっつけられた悪役としての認識程度しか持ち合わせていないだろうけど、この報告によれば、『コーランの学習だけでなく、地理や数学などの一般教科も教えます。つまり、地域の文化センターであり、恵まれぬ子供たちの福祉機関であり、人々が協力する場所であり、地域を束ねる要なのです。』だそうだ。

現地に根付いた活動を続ける中村氏だからこそ、真に今彼らが必要としている活動にストレートに関わることができるのだと思う。

2週間後(5/24)、初めて彼の講演会を聞く機会に恵まれた。楽しみだ。