200兆円の行方: 若者の貧困 結婚できない 少子化 日本社会の魔のスパイラル。

https://www.mag2.com/p/news/415625?utm_medium=email&utm_source=mag_news_9999&utm_campaign=mag_news_0918

 

日本企業の内部留保金は、設備投資にはあまり使われず、現金預金などの金融資産として残っているものが多すぎるのです。日本企業が保有している手持ち資金(現金預金など)も200兆円以上あります。つまりは、内部留保金の半分近くは預貯金として企業に留め置かれているのです。

 

これは、経済規模から見れば断トツの世界一であり、これほど企業がお金を貯め込んでいる国はほかにないのです。アメリカの手元資金は日本の1.5倍ありますが、アメリカの経済規模は日本の4倍です。だから経済規模に換算すると、日本の企業はアメリカ企業の2.5倍の手元資金を持っていることになるのです。つまり世界一の経済大国であるアメリカ企業の2.5倍の預貯金を日本企業は持っているのです。

 

この20年間、日本のサラリーマンの給料は下がり続けています。そして、この20年間でサラリーマンの給料が下がっているのは、先進国ではほぼ日本だけなのです。日本経済新聞2019年3月19日の「ニッポンの賃金(上)」によると、1997年を100とした場合、2017年の先進諸国の賃金は以下のようになっています。

アメリカ:176

イギリス:187

フランス:166

ドイツ :155

日本  :91

このように日本の賃金状況は、先進国の中では異常ともいえるような状態なのです。日本企業の内部留保金が積みあがったのは、この賃下げが大きな要因の一つなのです。つまり、本来ならば、サラリーマンが受け取るべきお金を企業が内部にため込んでいるという状態なのです。

韓国と中国

https://www.mag2.com/p/news/415439/2

GSOMIA破棄の通告の際には、中国を利するはずの内容であるにもかかわらず、「韓国政府の決定は、地域安全保障を揺るがす究極の愚策」と(中国は)こき下ろして、また日本サイドの支持に回っています。これまで戦後補償の問題や歴史問題などで対日共同戦線をとってきたと思われる中韓が、ここで中国側から一方的に関係解消を申し渡された形です。

2019.09.17

最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』

[高野孟のTHE JOURNAL:Vol.410]子どもの楽園ではなかったのか

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9月2日(月)

【子どもの楽園ではなかったのか】
 毎日のように子どもの虐待のニュースが流れ、胸が潰れる思いであ
る。江戸末期から明治にかけて日本を訪れた外国人は口々に、日本ほど
子どもを大事にしている国は他にないと感嘆の声をあげていて、その例
渡辺京二の名著『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー、05年刊)
の第10章「子どもの楽園」に収録されている。

▼路上で遊ぶ子どもが馬や乗物をよけないのは、大人から大事にされる
ことに慣れているからである。日本ほど子どもが、下層社会の子どもさ
え、注意深く取り扱われている国は少なく、ここでは小さな、ませた、
小髷をつけた子どもたちが、結構家族全体の暴君になっている〔ネット
ー〕。
▼私は日本が子どもの天国であることをくりかえさざるを得ない。世界
中で日本ほど、子どもが親切に取り扱われ、そして子どものために深い
注意が払われる国はない。ニコニコしている所から判断すると、子ども
たちは朝から晩まで幸福であるらしい〔モース〕。
▼われわれの間では普通、鞭で打って息子を懲罰する。日本ではそうい
うことは滅多におこなわれない。ただ言葉によって譴責するだけである
フロイス〕。
▼この国ではどこでも子どもを鞭打つことはほとんどない〔ツェンペ
リ〕。
▼イギリスでは近代教育のために子どもたちから奪われつつあるひとつ
の美点を、日本の子どもたちは持っている。すなわち日本の子どもたち
は自然の子であり、かれらの年齢にふさわしい娯楽を十分に楽しみ、大
人ぶることがない〔オールコック〕。

 まだいくらでも引用を続けられるが、かつて日本はこういう国柄で、
それは私たちが子どもだった昭和20~30年代までさほど変わらなかった
ように思う。

 私は2歳から22歳まで、世田谷・下北沢の駅から5分ほどの住宅街で
育ったが、道路はまさに子どもの遊び場で、たまに通る自動車や荷車は
跳ね回る子どもたちに遠慮しながらソロソロと抜けていくのが当たり前
だった。親からは、鞭はもちろんのこと、げんこつで殴られたことも平
手で打たれたこともなく、中学でMという“カボチャ頭”の教師に張り
倒されたのが生涯で唯一体験した暴力的制裁だった。

 この50年ほどの間にこの国は一体、何を失ってしまったのだろうか。

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福島原発事故刑事訴訟裁判の判決が(R1)9月19日に出る

▇ 短編映画 『東電刑事裁判 動かぬ証拠と原発事故』

https://www.youtube.com/watch?v=ZJhyDSnutqk

 

福島原発刑事訴訟支援団  https://shien-dan.org/

 

*河合弘之監督映画サイト   http://www.nihontogenpatsu.com/

 

1985年

プラザ合意前の御巣鷹山JAL墜落。

森永さんは 本のあとがきで書くことができたのかな?
中曽根さんは墓まで持っていくと言っているけど、
原因が圧力隔壁ではないことはまあ、間違いない。

沖縄のB円の話は初めて知りました。

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