Cs-134/Cs-137 放射能比を指標とした福島第一原子力発電所事故に由来する放射性核種の放出原子炉別汚染評価

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Cs-134/Cs-137 放射能比を指標とした福島第一原子力発電所事故に由来する放射性核種の放出原子炉別汚染評価

(Received December 7, 2012; Accepted March 29, 2013)

小森 昌史
小豆川勝見
野川憲夫
松尾 基之

東京電力が発表している、原子炉近くのタービン建屋における溜まり水及び原子炉建てや地下滞留水の放射能から算出した。」

「汚染水中のCs-134/Cs-137 放射能比は2,3号機間では有意な差異が見られなかったものの、1号機では2,3号機に比べて有意に小さくなっていた」

牡鹿半島における汚染は原子炉1号機から放出された放射性核種の寄与が大きくなっているということが推測できる」

牡鹿半島でのCs-134/Cs-137放射能比の値を見てみると、0.91~0.98程度」

「中でも原子力発電所北西地点や関東地方では、Cs-134/Cs-137放射能比が1.04以上と大きく成っている地点も存在し、こういった地点では1号機からの汚染は割合としてはほとんどないということが言えるだろう」