【取り敢えず オールを握ろう。】

【取り敢えず オールを握ろう。】

2015.12.4 の参議院議席配分の分析。
http://harunosippo.blog.fc2.com/blog-entry-49.html

かなりヤバイ。

今年の夏の参議院選で、日本国憲法改憲しようとする勢力に
2/3以上の議席を与えてはならない。

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1936.2.26 

二・二六事件が起きる前の 日本の様子はどんなだったんだろう。
昭和十一年。今を生きる90歳前後のおじいちゃんおばあちゃんがまだ小学生に上がった頃。

まさか9年後に本土決戦を覚悟する事態になると予測した者は
少なかったんじゃないかな。

1929年 世界恐慌が起きて米価が暴落する。

農家の生活が立ち行かなくなり、
満州開拓に運命をかける声が大きくなる。
農家の比率が高い県ほどその声が強くなる。

耕作土地を持たない、次男三男への国策による勧誘が盛んになる。

満州へ行けば広大な開拓地が拡がる。」

でも実態は、日露戦争で獲得した鉄道利権を銃後で守る農民が必要だったんだね。
要はそれだけ。

みかけは「自己決定」にて満州に渡らせるが、
実態は鉄道を守るための自警団農民だ。

開拓というのは、見せかけ、虚偽であり、
実態は中国人農家の土地を収奪して追い出し、
開拓団はその農地に居座り、
追い出した中国人農民を、農業労働者として安く働かせる。
開拓とは虚偽で、要は使用人側の座に就いただけだ。

中国人に恨まれるわけだ。

(勿論、中国人と信頼関係を築く開拓団もあった。
敗戦後、恨みを買った中国人に襲撃、虐殺される開拓団がある一方で、
保護され、日本への帰還を手伝ってくれたケースもある。)

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国内では、
植民地化による他国の富の収奪を進めるのではなく
国内の産業を興して国富を高めることを追求しようとした
高橋是清が暗殺される。

一気に、
満州開拓への政府の本格的な推進の旗が振られる。

後は知ってるとおりだ。

70年もの間、敗戦ではなく、終戦と言われる中で、

戦時中の 政府の政策であったにも関わらず
満州開拓の国策の失敗は
詳らかにされなかった。
(民間の団体が、南信州 阿智村に 満蒙開拓平和記念館を作った。
来場者は主催者の予想を4倍近く上回り、歴史の記録情報集約の拠点として成長し続けている。)
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今年の夏の選挙は、
そんな未来から見たら重要なターニングポイントだ。

立憲主義の根幹が改正されたら、

言論空間の自由は実質消える事態になる。

こんな戯言つぶやく事ももう出来なくなる。

そんな危機感が私にある。

じゃどうするか。

原発事故で懲りたろ? 専門家に任せっきりにしちゃダメだ。

自分の乗る船の行き先を決めるオールを奴らに渡しちゃダメだ。

この国の行く末のオールをまず、取り敢えず 自分の手で 握ると決意する。

すると 今回は 仲間が 暗闇の海に 自分のオールで漕ぎ出してる景色が見える筈だ。

あなたの地域の 市民勝手連に関心を持ってください。

長野県は、信州市民連合が 2016.1.8に動き出している。

全国32ある一人区の一つだけど、
確実に 改憲勢力議席を渡さない 動きが出来ている。
衆参同時選挙の可能性も考えると油断できない。

皆も ちょっとでいいから 関わって 状況を 変えよう。

専門家に オールを 預けちゃいけない。
自分の感触こそが大切だ。

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2016年衆院選(解散想定)・野党共闘議席試算――5党の協力で過半数をめぐる争いに - はるノート選挙分析
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