沖縄の今を知る重要な文章

http://politas.jp/articles/170

沖縄の今をこれ程丁寧に
根拠を示して書いた文を知らない。

しっかり受け止めました。

沖縄をハブとして、
20億人に繋がる未来が
楽しみです。

メモ)

その会見の様子を見て「21世紀の琉球処分だな」と思いました。


もともと翁長さんは自民党の重鎮で保守本流の方ですから、仲井真さんの後継は翁長さんであることは、実は以前からみんな思っていたことなんですね。


問題は、基地が、我々が望んで来てくださいとお願いしたものではないことです。基地は、終戦後にアメリカ軍が「銃剣とブルドーザー」で強制接収したものなのですから。


しかしながら我々は、新都心北谷町、それからうるま市、あるいは小禄地区といった返還された跡地を見ていく中で、基地がなくてももう沖縄の経済は潤っていけると肌で感じ始めてきています。


基地がもたらす経済効果でいうと、今は2000億円しかないのです。基地で働いている人たちの給料も、土地代もすべて含めて2000億円です。今観光だけでその2.5倍、4600億円ほどを稼いでいるわけですから、全体の4兆円で見ても現在基地が占める経済効果の割合はわずか5%くらいなんです。逆に言えばそれだけの経済効果しかないものに沖縄の大事な土地がほとんどすべて抑えられているわけですね。


沖縄の各経営者は「沖縄の未来ををどう見据えているのか」ということが、試される時期に入っている


沖縄の港は軍港でなく、大規模クルーズが可能な港にするべきなんです。


この基地移設問題については、そもそもが普天間が市街地の中にあって危険なので早期除去するべきだとなって、その際「軍民共用化」と「15年の期限」の2つを謳ったんですね。


しかし一国のリーダー(鳩山)からそうした発言があったことで、我々もあきらめてはいけないなと奮い立つ材料になりましたし、ものすごく勇気づけられたんです。


我々が本土の人たちに対して思うのは、「国を守る」ということは一体何なのかということについてもっと意識を高めてもらいたいということです。


脅威という言葉が使われるような国の間柄で、一番被害を受けるのはその両者の国民なんです。なぜか? これはシンプルな話です。軍事費が上がれば上がるほど、福祉や教育、文化といった国民の豊かさに関わる予算が削られてしまうのですから。


建白書問題もそうでした。あの建白書に沖縄41市町村の議長全員が押したことは事実です。それを安倍総理に持って行って、彼はそれを受け取った。


ブラジルをはじめ、ボリビア、アルゼンチン、ペルーといった国には我々の移民が多くいます。彼らは沖縄人としての誇りを持って向こうで日々生きているわけです。