乾燥燃焼方式による放射性セシウム汚染物の減容と除染

http://www.jst.go.jp/tt/fair/ij2012/list/exhibitor_detail/ed10303.html

首都大学東京 大学院人間健康科学研究科 放射線科学域
准教授 大谷 浩樹

乾燥燃焼方式による放射性セシウム汚染物の減容と除染

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「技術の特徴
放射性セシウムに汚染された物の減容と除染には、セシウムの物理 的特性を考慮する必要がある。本研究では、温度設定を正確に行いセシウムの融点および沸点を管理することにより減容と除染を行う技術を有している。  乾燥処理において100℃以上に保つことで汚染物の水分のみを分離し減容を行う。この時、蒸発させた水分を捕集し放射能検出の有無を確認する。燃焼処理 では、セシウムの沸点を考慮し700℃以上を保ち気化させる。この温度を保ちつつ噴霧装置へ導き水の噴霧機能により水分中へセシウムを濃縮集積させる。こ の水を循環させ、限りなく少量の捕獲水とすることで汚染物の減容と除染を行う。

2012年09月27日 13時10分〜