岡本太郎の絵が再発見されて、JR渋谷駅から井の頭線に向かう通路に掲げられたという新聞記事を読んだ後、いつか見てみたいと思いつつすっかり忘れていた。
12月、偉大なる開発者にお会いするために待ち合わせした後、移動する際にこの絵を見る機会に恵まれた。
太陽の塔が、広島や長崎に落とされた火の隠喩だということは知っていた。
でも、これほどまでに、核エネルギーを絵にした画家はかつて居なかったろう。
そこには、
広島長崎へ落とされた原爆、そして核爆弾の大気圏実験で被曝した第5福竜丸の様子が描かれている。
再発見された岡本太郎のその絵は、右下部分が欠けている。
初めから欠けていたのかも知れないし、紛失したのかも知れない。
でも、
一時期そこに第4の火が描かれていたんだそうだ。
あまりにも自然だったので、しばらくは誰も気付かなかったそうだ。
・追記 2012-1-9
Kさんありがとう。
