消費電力をリアルタイムでモニタする装置

もう3年前になるが、冬場の電力消費量があまりにも多かったので測定機を購入した。
↓当時の記事。
http://d.hatena.ne.jp/scanner/20081219/1229639930

311以降、輪番停電による「教育」の成果が出て、日本中が省エネモードに入った。管総理の要請で止まった浜岡原発を失った中部電力はさすがに夏は余裕が無さそう。

そこで、改めて、省エネ(電気を使わない生活の工夫)にいそしむことにした。

で、この装置の3年間の使用感など。

○購入した機械:
中国計器工業株式会社 CK-5
http://www.chukeiko.co.jp/
これを購入しました。3万円強くらい。

○準備:
分電盤(40Aとか30Aとか書いてあるブレーカーって呼ばれる部分)の線に電流計(ドーナッツ型)をパチンと取り付ける。電流計用にAC100V電源が必要です。私は分電盤の中の100Vから取り出し、AC100Vコンセントをカインズホームで買ってきて取り付け、自分で配線しました。
この機種は、電流計と受信機(メーター表示器)との間は、無線で通信します。表示器を室内どこにでもおけるので便利です。
受信機側もAC100Vが必要。

○欠点:
ボタンが6つ一番下に横1列にならんでいる。
このボタンが非常にわかりにくい。
うっかりボタンに触れて押してしまうと表示が、CO2消費重量やら、1日の総消費電力量やら、目標消費量に対する達成率やら、はては数字ではなく、グラフやら、、しょーもない、要らない表示に勝手に変わってしまう。で、もとの欲しい表示に戻すのが一苦労。イライラする。
「表示ロック」といううっかり防止のための物理スイッチが欲しいです。
私は、現在の消費電力のみで十分。
つまり1.500kW などと現在の消費電力が出る以外使っていない。

○利点と成果:
今、リアルタイムで ?kW電力を消費しているのか見えるのはイイ。
自宅の戸締まりをするときに、現在の消費電力を見る習慣ができた。
子ども部屋で誰も居ないのに電気ストーブが付けっぱなしになってても気づく。約0.8kWだ。
0.35kWの電気コタツが付けっぱなしだったりしても気づく。
乾燥機が回っていたりすると、天気よければ、ベランダに干そうかと思ったりする。
冷蔵庫の設定で案外消費電力が変わる。

311以降、最低電力はいくつまで下げられるか実験をしている。いま、0.2kW(つまり200W)程度にはできた。
これが、1kWを超えていたりすると、何か、ヒーター系(加熱に電気を使っている)のスイッチが入りっぱなしであることが分かるようになった。結構、おもしろい。