津田さん 福島県 甲状腺がん 疫学的分析 論文発表の記者会見 2015.10.

録画 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node%2F1989
1時間22分

(動画すべて文字お越ししていません、欠落があります。)

津田さん
疫学において使われる標準的な手法で解析。
論文として投稿して受理された。

どなたにで入手できるようになっている。
日本語の訳はまだ作成していないが、
できるだけ早く作成して公開したい。

影響を定量的に明らかにすることが論文の目的。

2011年当時18歳以下
エコーの結果を用いた。

2011.10
2014.12.31までのデータ。
・・・
2015.3.31までのデータはE-appendixに。

2013.6.30

日本全体の年齢別の年間発生率と比較。

福島県内の高いところと低いところを比較して、
福島県内どうしでも比較しました。

その結果、日本全国と比較して
約50倍の甲状腺がんの多発が
低いところで20倍
もっとも低いところは、まだがんは見つかっていません。
二番目に低いところを基準に他と比較しました。

放射性ぷるーむの流れが避けて通った地域である。
比較的汚染が低かった地域と思われます。

(何に対して?)2.6倍の違いがあります。

2巡目には出ないだろうと、楽観的な予測をしたとしても、10倍の多発。

結論 福島県内において、放射線による著しい甲状腺がんの多発が起こっていて、チェルノブイリで起きた5年目以降に起きた、多発、
・・・
WHO、福島の20km以上の地域において、多発すると予測されたが、
その予測をかなり上回っている。

対策を立案して実行していく必要がある。
2013年 スイスにて発表し、地元のメディアが報道した。

2014年 シアトルで学会がありそこでも発表した。
今年は、ブラジルで学会が行われ発表した。

その間、オーラルでもポスターでもさまざまな発表を行い、
専門家とディスカッションを続けてきました。
彼らの意見はこの問題は非常に重要な問題なので、論文を発表しなさい。
と強く要求された。

これが本日の発表の概要です。
・・・
報道ステーション 平野>
国内でも学者は同じ意見は多いのか?なぜ、公表しないのか。教えてくれ。

時期尚早だと
人のデータを分析する疫学者の数が

安定ヨウ素剤を配布すれば、半分になることが期待された。
チェルノブイリの経験が活かされていない。

日本政府のロビー活動によって、2014.12.7 1/3〜1/10に下げられた。

行うべき対策とは逆の対策をロビーイングしていた。

この報道内容の真偽について、あるいは
日本政府は責任をもって調査をする必要がある。

東京新聞 かしわざき>
過剰診断、スクリーニング効果、
そういうものを排除していって
比較の全国統計の出どころ、とその数値を教えてくれ。


A:
過剰診断、スクリーニング効果、という学者は、
その効果について説明した論文を読んでない。

スクリーニング効果は、何倍になるかその論文を教えてください。
と問えばいい。

せいぜい2,3倍、6,7倍 一桁の論文しかない。

ところが、20〜50倍の多発が起こっている。
一桁多い、
したがってスクリーニング効果があったとしても
この20〜50倍の一部でしかない。

このスライドは、
チェルノブイリ 事故の一年後に生まれた、
汚染の低い地域
47203人
一人の甲状腺がんも見つかりませんでした。
e-appendix

事故による甲状腺がんは多発しない、といっている根拠。

日本では、この論文を参照せず、日本のような大規模な調査は初めてであるといわれている。

チェルノブイリの経験を何も学ばず、
・・・

百万人あたり2〜3人。国立がんセンターのホームページ。
5歳刻みで公表されている。

日本人では、私に直接議論を言ってくる人が居ない。
こういうのを陰口と日本語でいいます。
日本の保険医療政策、かげぐち、噂話、で行われている。
論文や研究結果に基づいた政策を行っていない。
日本の保険医療政策の問題点。

(01:06:00)
フリーランス 鈴木>
住み続けなければいけない。
じゃあ住んでいる人たちはどうすればいいのか。
どういう対策をとればいいのか。

A> 産業医学の現場では、新しい仕事に従事する従業員は就業前教育、詳細な教育を受けることが法律で義務付けられている。
たいした対策を取らなくても、詳細な情報を与えるだけで、
有害な暴露はけた違いに小さくなる。

今の福島県、日本は、
「100ミリシーベルト以下はがんはでない、わからない、」
というアナウンスしかなされていない。

詳細な説明は全くなされずに、
若い人ほど、放射線の影響は大きい。
という誰でも知っている知識も報道されない。
この知識だけでも教えてあげれば、
さまざまなきめの細かな対策は思いつく。

しかも放射線は場所によって大きく被ばく量が変わってきます。
被ばく量の多い場所を見つけて、
そこにいる時間を短くすることで大きく変わってきます。

ケタ違いに不要な被ばくを避けるための手段、
しかもほとんどコストがかからない手段があるのに
全く対策が取られていない。

福島県に住み続けなければならない人たちにほど、
そうした知識をきちんと与えられなければならない。
(01:10:00)

・・・
TBS ニュース23>
線量と比例しているのか?
チェルノブイリと同じ道をたどるという根拠。
50倍と19倍 の都市名。

A> 
潜伏期間 異なることは説明したが、
それを補正して、
放射性ヨウ素の予測、
それが南の方に偏っていた、
補正によって、平均被ばく量と
甲状腺がんの発生率はきれいな比例がみられる。

岩波書店、科学 に二回に渡って発表している。

あのカーブが描けるほどカーブが描けるほど大規模なものはチェルノブイリしかない、2番目が福島。
それよりもやや多めに(日本の平均に比べて、20〜50倍)多発が観察されています。

甲状腺がんの最小潜伏期間 平均潜伏期間はまだまだこれからです。
今の多発、チェルノブイリのあのカーブ、
今後福島では起こってこない、と予想を立てる人が居るでしょうか?

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津田先生統計手法批判 http://togetter.com/li/883792