@HayakawaYukio: 火山学者が、火山で死ぬのは恥だ


@HayakawaYukio: 火山学者が、火山で死ぬのは恥だ、自分の不勉強のせいだ、と私が言うとき、それはもちろん1991年の雲仙岳でクラフト夫妻とハリーグリッケンが命を落としたことを念頭にするが、それとともにさ柵山雅則と福山博之がアイスランドの川で遭難したこともいつも意識してる。


@HayakawaYukio: 私が東大の学生だったとき、福山さんは助手だった。柵山さんは博士論文を書いてた。この二人だけが、私が目指す(特殊な)リサーチインタレストを理解してくれてた。実験岩石学の久城育夫教授のところで二人はかけがえのない存在だった。

@HayakawaYukio: 柵山雅則は1984年にアイスランドで事故死した。30代前半だった。中村一明は東大教授在職中、1987年に54歳で急逝した。この二人のどちらかがもう少し長く生きていたら、日本の火山学はいまのようにはなら.. http://t.co/TYNrWvHZ

@HayakawaYukio: 中村一明さんが亡くなった齢より自分が長く生きていることに気付いたとき、自分がこれまでどれほどのことをやったかを振り返って恥じた。

@HayakawaYukio: 火山学者が、火山で死ぬのは恥だ、自分の不勉強のせいだと言ってみたものの、あんなに優秀な二人だって死ぬのだ。この事実は重い。私は、家人にいつもいってる。「私がもし遭難して帰らなかったら、勉強が足りなかったことをいまごろ恥じているでしょうとインタビューに答えろ」と。

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早川先生 やっぱりイイな。