信州大学のお医者さんだった時代にチェルノブイリに医療支援に飛んだ経験を持つ菅谷(すげのや)松本市長の言葉を聞こう


http://www.fng-net.co.jp/itv/index.html
菅谷市長>

今回私が特別に作成したチェルノブイリ事故10年目の放射能汚染図(※図2)と比較すればいかに酷いかが分かるだろう。

ベラルーシでは原発から90km地点の軽度汚染地域と指定されているモーズリ(私も住んでいた地域)でも、子どもたちの免疫機能が落ち、風邪が治りにくく なったり、非常に疲れやすくなったり、貧血になるといった、いわゆるチェルノブイリエイズの症状が出ている。併せて、早産、未熟児等の周産期異常も増加し ている。そこで福島でモーズリに相当する汚染地域をこの図で比較してみると、福島市郡山市も含まれていることがわかる。すこし大袈裟と言われるかもしれ ないが、この辺りに住み続けた子どもが、将来チェルノブイリエイズと同じような症状を発症する可能性も否定できないということだ。


そうであれば、国策としてせめて子どもたちだけでも避難させるべきだ


汚染された地域に住むことが、妊産婦を含め、子どもの健康にとって良くないことは、実際にチェルノブイリの汚染地域で25年間を過ごした子どもたちの現状 から見ても明らかだ。ただ、移住させる際には、コミュニティがくずれないように、地区ごとや学校ごとにまとまって移住させるような配慮が必要だろう。


例え20cm削ったとしても、チェルノブイリの高汚染地域では25年経っても住めないことが分かっている。


それなのに数年で帰還させるような指示を国のトップが出すということは、やはり、政府は汚染状況がいかに深刻なのかがわかっていないのだ。住みなれた土地 に戻りたいという気持ちも分かる。そのために除染する必要があることもわかる。しかし、その前にせめて、これから人生を歩み出す子ども達だけでも、4〜5 年程度安全な地域に移してあげるべきだ。


菅谷 今回の件で、原発を推進していたトップの方や関係者などが謝罪して辞職するようなことも無く、まるでこの事故を他人事のように話をし ている姿をテレビなどで見ると、原発に対する国の考えや体質は何も変わっていないように感じてしまう。私もこの一年間、出来る限りの声を上げて来たつもり だが、一向に前に進まない。しかし、言い続けないことには動かない。或いは市民運動や国民運動を起こさない限り、今の日本が正しい方向に進むことは難しい のかもしれない。

>出来れば「ベクレル/平方メートル」で統一すべきだ。

まったく、大賛成!!!

ゴフマンの推定で死者が確定されるのが怖いのかナ。
でも、まず事実を把握せねば議論さえも先に進まない。